昨年のミラノショーでお披露目されたホンダの本格EVスポーツモデル「EV Fun Concept(EVファンコンセプト)」。大阪モーターサイクルショーにて日本初公開され、続いて開催中の東京モーターサイクルショーにも登場。その姿を間近で目にすることができた。とても未来的なスタイリングだが、なんと市販化は確実、さらにデザインもあまり変わらない可能性があるという。

大阪ショーで日本初公開! なんと発売は来年!?

昨年のミラノショーにて、ホンダは2種の新鋭EVを世界初公開した。EVファンコンセプトはそのうちの1台で、「2030年までにグローバルで電動モデルを30機種投入する」と発表したホンダのEV計画のうち、スポーティーなファンライドを実現するモデルという立ち位置だ。スタイリングはとても未来的で鋭角、巨大なフレームとバッテリーを搭載し、スラントしたヘッドライトを備える。クラッチレバーは見当たらず、シフトペダルもないため、おそらくはオートマティックとなるだろうこのモデルは、四輪車と同じ規格の急速充電器CCS2に適合しているため、急速充電に対応し、航続距離100km以上を想定している実用性もうりだ。

非常にスタイリッシュで、EVらしいデザインの自由を感じさせる本機だが、なんとホンダは今年はじめの経営計画発表会にて「2025年内の発売を目指す」と明言。それを裏付けるように、大阪モーターサイクルショーでは日本初公開を果たした。さらに引き続いて東京ショーでも登場、一般ライダーも間近でディテールをチェックできたのだ。ホンダによれば、日本での発売はやや遅れて2026年になりそうだというが、しかし現在のスタイルはあまり変わらず、イメージそのまま市販化のみこみだという。詳細なスペックや仕様は大阪/東京ショーでも未発表だが、スポーティーなポジション、片持ちホイール、倒立フォーク、そしてウィングレットなど、スポーツバイクファンの視点から見てもその走りに期待できそうな装備は外見からもわかる。詳報が明らかになる日も遠くはないだろう。

ところでミラノショーで同時発表されたもう1台のEV「EV Urban Concept(EVアーバンコンセプト)」については、今だ日本公開の予定はなく、追加情報はない。こちらについても続報に期待していきたいところだ。

大阪MCショーにて日本初公開されたEVファンコンセプト。ホンダ初のスポーツEVバイクの登場だ。

これを追って東京MCショーにももちろん登場。スタイルはミラノショー発表時と変わっていない。

巨大なバッテリーは4輪とも共通の充電機構をそなえ、100km以上の実用的な航続距離を目指す。

メーターはシンプルなラウンドタイプの液晶1眼。詳細な仕様は不明だ。

クラッチレバーはなく、スイッチボックスもボタンの少なさが見て取れる。バーエンドミラーというのも嬉しい?

レーシー片持ちホイールのタイヤは、いやがおうにもスポーツイメージを掻き立ててくれる。

現実離れしたシルエットだが、日本発売は「2026年をめざす」と明言されている。

ホンダ2車種目の戦略EV、原付二種のCUV eは今年6月発売予定だ。

ミラノショーで同時登場したEVアーバンコンセプトについては今のところ続報がないが、EVファンコンセプトに続いて現れることに期待大だ。

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    写真で見た限りだけど「カッコ悪い!」バイクに思います。

  2. 匿名 より:

    乗ってみたい

  3. 匿名 より:

    もし数年で全固体電池が主流になったら、時代遅れのバッテリーとして乗り続けるとしたら高価なバイクを手にしてるのに只々後悔しかなくなるね。

  4. あま より:

    EVだからってなぜレトロフューチャーみたいなスタイルにするんだろう?

    カワサキのNINJA e-1みたいに普通の形でいいのに。

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