
ヤマハを代表するロングセラー商品であり、生産終了した今も尚人気のバイクの1つであるセロー。今回はそのセローの原点とも言えるヤマハのオフロードバイクXT250(3Y5)をご紹介します!
あ、私の愛車です!笑
XT250(3Y5)とは?
XTと言えば、SRの祖先として有名なXT500を思い浮かべる方が多いかと思いますが、XT250はセローの原点的なモデル。
ヤマハ発動機のWEBサイトによると…
『ダイヤモンド型フレームに、パワフルでフラットな出力特性の4ストローク・250cc・単気筒エンジンを搭載したトレールモデル。リアには独自のモノクロスサスペンションを採用、114kgの軽量な車体によって、ダートや林道から、エンデューロレースまで、幅広いオフロードライディングに対応するスーパートレールとして人気を集めた。』
つまり、1980年に発売された、軽くて、モノサスで、どこでも走れるバイクです笑
1970~80年代当時のオフロードバイクはまだツインショックが定番という中、最先端のモノクロスサスペンションを採用したところが特徴(ヤマハでは4サイクル車としては初めての採用)。
しかしながら、1982年には生産終了となり、弟分的な存在のXT200を経て、セローに繋がったそうだ。尚、一部の海外では今でもセローがXT250という名で販売されている。
あ、ここではセローの歴史を正しく語るつもりはないので笑、詳しく知りたい方は他の方のWEB記事を読んでください!
話を私のXT250(3Y5)に戻す。
購入のきっかけ
2022年冬…それまで所有していたSR400を手放し、古いオフロードバイクを探す日々。
本当は学生時代に乗っていたスズキTS250ハスラーが欲しくて探していましたが、まぁ高い笑
相対的にお手頃なホンダのXLとXTに絞ってバイク屋を巡り、跨り、悩み…を繰り返していました。
そんなある時、Instagramにて「古いオフ車が欲しいなぁ」と呟いてみたところ…とあるフォロワーさんからお声掛け頂き、ご縁があって譲り受けたのがこのXT250!
最初は「白か~、赤かシルバーが良いなぁ~」と思っていたのですが、実物を見たらまぁカッコ良い。
後からじわじわくるこの白の良さに惹かれて譲り受けさせて頂きました。
おじ様ウケするXT250
XT250に乗っているとおじ様から声を掛けられることがしばしばあります。
『懐かしい~!若い頃乗っていた~』
2~3年しか生産されていない割に、沢山売れたんですかね?これを言われることが本当に多い!
もう1つ多いやりとりが…
『これ、スティーブ・マックイーンのバイクだよね!』
『ちゃうちゃう、ちゃいます(違います)!笑
スティーブ・マックイーンはホンダのエルシノア!XTはシルベスター・スタローンです!』
そうなんです!
このバイクは映画「ランボー」で主人公ランボーを演じるシルベスター・スタローンが乗っていたバイク。
映画のわりと最初の方で警察とカーチェイスするシーンがあるのですが、そこで一般市民のXTを奪って逃げるんですよね。
この年代におけるヤマハのモノサスは「空飛ぶサスペンション」と呼ばれていました。
そのキャッチコピー通り、スタローンもまぁ飛ぶ飛ぶ!
とまぁ、おじ様キラーにピッタリのバイクです!笑
実際に乗ってみてどうなの?
オフロードバイクなので車高は比較的高めですが、サスペンションが沈むので身長が低くても意外と大丈夫!
以前、バイク女子数名に試乗してもらいましたが、軽いこともあり普通に運転されていました。
バイク女子の「乗りやす~い」とのコメントにオーナーの私も鼻の下を伸ばす程、乗りやすい笑
高速道路でも80~90kmでの走行なら安定。100km超えると振動が増えるものの、元気に走ってくれます。高年式の250ccクラスと特に遜色はありません。
林道やビンテージモトクロスイベント等でのダート走行も可能!
とくにビンテージモトクロスイベントでは、レギュレーション上 モノサスの出場が認められていないケースが多い。ただし、XT250のサスペンション(カンチレバー)は特例的に参加出来るイベントが多く、遊べるモノサスオフロードバイク!
マルチに使えるビンテージオフロードバイク
ヤマハの開発コンセプト通り…一般道、高速、林道、ダート…とどこでも気持ちよく走れるバイク!
1台で色んな事が出来る古めのオフロードバイクをお探しの方!是非、XT250も候補に入れてみてください!
Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito
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