
ヤマハ発動機は大型スポーツネイキッド「MT-09 ABS」と、AT免許でも運転できる新機構Y-AMTを搭載する「MT-09 Y-AMT ABS」の2025年モデルを発売する。装備、諸元等は昨年の仕様のまま、新たにカラーバリエーションとして「マットライトグレー」が追加された。
価格は従来と変わらずMT-09が125万4000円、「MT-09 Y-AMT」が11万円プラスの136万4000円だ。
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MTシリーズはホワイト&シアンの新色で統一進む!
2014年デビューのMT-09は"CP3"846cc水冷並列3気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド。スーパーモタードとストリートファイターの要素を組み合わせた、新しいスタイリングと軽快な運動性のモデルだ。エンジンは119PS/10000rpmを発揮するまま、登場から10年目となる昨年大きく装備と外装を刷新するモデルチェンジを受け、新たにスラントしたフロントマスクやスクエアタイプのプロジェクターライト、5インチTFTフルカラー液晶などを新搭載。電子制御面ではクルコン、バックスリップレギュレーターを搭載。エアボックスに通じたダクト「アコースティックアップグリル」などの特徴的な装備は引き継ぎつつ、戦闘力を引き上げている。
さらに注目したいのが、昨年発表されたばかりの新機構「Y-AMT(ヤマハ オートメイテッド マニュアルトランスミッション)を初搭載した記念すべきモデルともなったこと。クラッチ操作を完全に不要とし、変速は手元のスイッチで操作。さらにフルオートマも選択できるため、AT限定免許のライダーでも問題なく運転することが可能だ。STDとの違いはクラッチレバー、シフトスイッチの有無、そしてエンジンに装着されたモーターによって区別できるが、車体サイズはほぼ同じで、重量差は約3kgしかなく、滑らかなシフトチェンジによりスポーツ走行性能はSTDよりも高いという。
今回発売となる2025年モデルは、新色を追加したのみで、価格も装備も従来どおり。追加されたカラーは、先行してMT-07、03、25などでもラインナップされている「マットライトグレー」で、ホワイトに近いボディとシアンのホイールが新鮮なパターン。MTシリーズのイメージを統一するスタイルとなった。
価格はMT-09が125万4000円、「MT-09 Y-AMT」が11万円プラスの136万4000円で、発売は2025年5月22日(木)。年間販売台数は合計1200台が予定されている。
MT-09 ABS(2024)
※【】内はMT-09 Y-AMT ABS
発売日:2024年5月22日(水)
メーカー希望小売価格:125万4000円【136万4000円】
マットライトグレーメタリック4(マットライトグレー)【新色】
ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)【継続】
マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)【継続】
MT-09 Y-AMT(2024)主要諸元
・全長×全幅×全高:2090×820×1145mm
・ホイールベース:1430mm
・シート高:825mm
・車重:193【196】kg
・エンジン:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ888cc
・最高出力:120PS/10000rpm
・最大トルク:9.5kg-m/7000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・価格:136万4000円【136万4000円】
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