GSX250Eは400と異なるフレームでツインのメリットをアピール！【このバイクに注目】

TSCC4バルブ燃焼室で活気あるツインビート250誕生！

スズキは1976年、4ストローク化で最後発となったが遂にDOHCツインのGS400を投入、性能追求はもちろん徹底した耐久テストで信頼性でも先行メーカーに肩を並べてみせた。
次いで1980年には追いつけ追い越せで、DOHCの気筒あたり4バルブ化でスワール発生のTSCCヘッドで高度化をアピール。
さらに同年、250ccクラスでも同様の4バルブTSCCエンジンを搭載するGSX250Eをリリースするという勢いに乗っていた。

249ccの2気筒はボア60mm×ストローク44.2mmのショートストロークで、29ps/10,000rpm、2.2kgm/8,000rpmと高回転型のハイパーエンジン。
当時250ccツインがDOHCで4バルブといえば、まさにレーシングエンジンでしか考えられないハイスペックだった。
さらにそれまで400ccと250ccは、エンジンのベースだけでなく車体回りも共有、単に400より非力とスポーツ性をスポイルした廉価版というのが相場だったのを、フレームをダウンチューブが1本の専用設計として、GSX400Eの171.3kgに対しGSX250Eは153.7kgと17.6kgも軽量化していたのだ。

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情報提供元 [ RIDE HI ]