
2024年秋にヨーロッパで発表された新型「Z900」シリーズに、いよいよ国内仕様が登場する。ラインナップはブレンボ製ブレーキとオーリンズ製サスペンションを装備する「Z900 SE」のみとなり、価格は165万円だ。
新しい「Sugomi」デザインを採用し、生まれ変わった「Z900 SE」
新型「Z900 SE」は、鋭いレスポンスとレッドゾーンまで力強く吹け上がる948ccの水冷4ストローク並列4気筒エンジンを軽量で高剛性なダイヤモンドフレームに搭載し、刺激的なパワーとハンドリングに加えてスムーズなレスポンスを妥協なく追求する。パワーとハンドリングがバランスした伝統のパッケージを受け継ぎ、さまざまなシチュエーションにおいて、爽快なライディングフィールを提供する。
ヨーロッパを中心に人気を博すストリートファイターの「Z900」シリーズ。日本には上級モデルの「Z900 SE」が導入される。
外観は、洗練された新「Sugomi」デザインを採用し、シャープでエッジーなスタイリングと金属パーツを効果的に組み合わせ、内側に秘めた鋭いSugomi パフォーマンスを演出。フロントにはコンパクトな3眼タイプLEDヘッドライトを備えたビキニカウルを装備し、Zシリーズ共通の特長である、「低く構えた姿勢」、「低い位置のヘッド」、「跳ね上がったテール」というデザインを継承し、先鋭的な車体形状やダイナミックなクラウチングフォルムを構築している。
ボディデザインは「Sugomi」デザインと呼ばれ、新形状のシュラウドや3眼タイプLEDヘッドライトなどを採用してシャープさが増している。
上に向かって跳ね上がるようなテールカウルのデザインと、絞り込まれたタンクやサイドカバーのデザインがリアビューの迫力を演出。
シャーシは「エキサイティング&ライダーフレンドリー」コンセプトを受け継ぎつつアップデート。高いコントロール性能と所有感を刺激するブレンボ製ブレーキコンポーネントとオーリンズ製リヤサスペンションを採用することで俊敏なハンドリングを獲得し、加えてコーナリング性能の向上に貢献するダンロップ製「Sportmax Q5A」タイヤにより、さらにストリートライディングに適したモデルとなっている。
エンジンは新たに電子制御スロットルバルブとIMUを搭載。シャープなスロットルレスポンスを獲得し、KQS、エレクトリッククルーズコントロールといった、ライディングサポートテクノロジーの装備。コクピットには5インチフルデジタルTFTカラーインストゥルメントが装備され、スマートフォンアプリと連携によるカワサキ初のターンバイターンナビゲーションを採用し、ツーリング性能と利便性を更に向上させている。
「Z900 SE」のカラーリングは「メタリックグラファイトグレー×エボニー」の1色となり、税込価格165万円で4月12日に発売予定だ。
Z900 SE主要諸元(2025)
・全長×全幅×全高:2965×830×1110mm
・ホイールベース:1450mm
・シート高:810mm
・車両重量:215kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒948cc
・最高出力:91kW(124PS)/9500rpm
・最大トルク:98N・m(10.0kgm)/7700rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:17L
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-17、R=180/55-17
・価格:165万円(税込)
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