煌びやかなハーレーダビッドソン最新モデルM8(ミルウォーキーエイト)のFXLRSに、敢えてダートの要素を取り入れた。YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2024の為に創られた車両だ。今回はこの美しさと荒々しさを兼ね揃えたショーバイクをご紹介します!

20周年を記念して製作されたFXLRS!

本車両のビルダーはSELECTED CUSTOM MOTORCYCLE。2004年に設立され、現在は横浜と東京に店舗を持つハーレーダビッドソンのカスタムショップだ。

Instagram「SELECTED CUSTOM MOTORCYCLE」
https://www.instagram.com/selected_cm

WEBサイト「SELECTED CUSTOM MOTORCYCLE」
https://www.selected.co.jp/

今回のカスタム車両は昨年 設立20周年を記念して製作された記念モデル!その誕生秘話、カスタム詳細を東京店マネージャー鈴木さんに伺いました!

Instagram「鈴木マネージャー」
https://www.instagram.com/hiyusuzuki

カスタムに至った背景

『昨年は弊社設立20周年の節目であり、記念車両の製作プロジェクトが走っていました。ちょうど考案しているタイミングで、アメリカのハーレーカスタムパーツブランドである"KRAUS社"からコラボレーションのご提案を受けました。弊社が手掛ける、最新の車両に高品質なアプローチで走れる車両作りの考え方に共感頂いたことが理由です。KRAUS社は全世界へハイスペックな部品を供給しているブランドで、世界観が弊社とリンクしている事もあり、コラボレーションをお受けしました。その結果として、20周年記念 兼 KRAUS社とのコラボレーション車両を製作する事になったのです!』

良きタイミングで話が進んだのですね!

『そうですね!コラボレーションと言いつつ、カスタムの内容は好きにやらせて頂きました。KRAUS社のCEOからは「ダートっぽさ、ヴィンテージっぽさがありながら、新車であること。そして、古き良きものをリスペクトし、さらに高め、生み出された新しい価値を感じる。パートナーとして間違いなかった。」と評価して頂きました。』

Instagram「KRAUS社」
https://www.instagram.com/krausmoto

カスタムのポイントは?

『最新モデルで私達が思い描く理想の姿を具現化することを目指しています。特に最近 弊社では、ダートライクなスタイルを打ち出して行く傾向があり、今回もその要素を織り込みました。他社ではあまり見かけることのない、最新のFXLRSをダートな雰囲気に仕上げたのがポイントです!綺麗な車体に土っぽさを出すのは、本当に難しかったんです。』

ダートライクなスタイルは浅間火山レースの影響?

"土っぽさ"という意味では、鈴木さんが個人的に活動されている第2回全日本モーターサイクルクラブマンレース(1959年に浅間山麓にて開催)優勝車両YDS1復活プロジェクトの影響もあるのでしょうか?

『私の祖父である鈴木三郎がヤマハYDS1 250Sという車両でこのレースで優勝しています。10年前、その優勝車両を形見として受け継ぎ、様々な知見者のご協力もあり、昨年末 浅間の地で開催された「GRIZZLY CUP」にて65年振りに復活ランを執り行いました。カスタム車両がダートライクな雰囲気になっていますが、間違いなくこの活動の影響はありますね笑』

Webikeプラス「GRIZZLY CUP取材記事」

Instagram「鈴木さんによるYDS1復活ラン」

カスタムバイクも走ってなんぼ!

今回のカスタム車両は4月に名古屋で開催されるカスタムショー"JOINTS"にも展示予定。しかも…東京から自走で名古屋に向かい、ショーバイクとして展示されるそうです!
『フルカスタムされたバイクでも、しっかり走ることが基本!これはバイクを楽しむ為の大事な要素だと考えています。今回のJOINTSは自走で向かい、ショーで展示し、自走で帰る。これが私達の拘りです!』

ホットロッドカスタムショーで現物を見損ねた皆さん、是非4月のJOINTSで東京から走ってきたこのFXLRSをご覧下さい!

Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito

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