先陣ホンダとヤマハを越える性能とデザインのオリジナリティが至上命令!

スズキの初代250ccスーパースポーツが世界へ勝負に出た唯一の6速と強制潤滑に美しさ!

日本製スーパースポーツが世界進出をスタートしたのは1960年代前半、世界GPへ挑戦し小排気量マシンから世界制覇を遂げて高性能ぶりをアピール、その勢いでアメリカからヨーロッパと先進国への輸出がスタートしたのだ。
ホンダは'60年代に入るとマン島T.T.レースへの挑戦から、世界戦略として250ccのスズキもホンダとヤマハに続き、世界GPの50~125ccでタイトル獲得と猛追、価格と利益幅が大きな250ccスーパースポーツに3番手として殴り込みをかけた。
その急先鋒となったのがT20。輸出名を当初X6ハスラーと呼ばれた、先行ホンダとヤマハを逆にリードするハイメカが開発の命題だった。
例えばX6という車名は、X(エックス=謎の)6速ミッションを表していた。
当時スポーツバイクといえば、スタンダードな4速にスポーティなクロスレシオ・ミッション、つまりコーナーで通過速度に優位なエンジン回転域となるよう、トップギヤと3速の間にギヤ比の近い4速を加えた多段化が高性能マシンの象徴だった。
そのスポーツバイクが5速で横並びとなっていたトコロへ、スズキはGPマシン並みの唯一6速を備えたマシンを1965年に投入したのだ。

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情報提供元 [ RIDE HI ]

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