
英国発の歴史あるブランドであるロイヤルエンフィールド。
近年ではインドの会社となりクラシカルなモデルを中心にリリースしていたが、650ccパラツインのシリーズは「クラシカル」の枠で片付けられない完成度を誇る。
ROYAL ENFIELD/CONTINENTAL GT 650
ネオクラシックという考え方は、広い意味でとらえればSRやゼファーもそうだったかもしれないため出発点が曖昧だが、しかし近年このネオクラシックがもはや一時的な流行りとしてではなく一つのカテゴリーとして定着した感があるだろう。国内外のメーカーがそれぞれのブランドの歴史をアピールするようなネオクラシックモデルを展開している。
そんな中でエンフィールドは、ある意味最初からクラシックしか作っていなかった。他社のようにモダンなバイクをベースにスタイリングも乗り味もいかにクラシカルな雰囲気を出していこうか、という紆余曲折なアプローチではなく、そもそもクラシカルなのであるからして、進化が常に一方向に向いていると感じさせる。
とはいえ、少し前までの350ccシングル系はルックスだけでなく乗り味もクラシックと言うよりはアンティークに近いような、本当の旧さを持っていた。しかしここ数年のエンフィールドは変わった。今のメテオやハンターに搭載される350シングルは非常に気持ちの良いエンジンで、歴史は感じさせるのに旧さは感じないという素晴らしサジ加減。そしてそれの上級版がパラツインの650シリーズというわけだ。
情報提供元 [ バイクの窓口 ]
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