
トライアンフは2025年モデルの「SPEED TRIPLE 1200 RS(スピードトリプル1200RS)」の日本発売を発表した。エンジンのパワーアップやオーリンズ製セミアクティブサスペンションの採用といったマイナーチェンジにより、戦闘力を一段と引き上げた。
発売は2025年4月予定。カラーバリエーションは3色で、価格は222万5000円からだ。
目次
排気量はそのまま出力3PS&トルク3Nmアップ! 電子装備も充実
1994年登場のスピードトリプルは、既に30年以上の歴史を持つ大型ストリートファイター。スピードトリプル1200RSはシリーズのトップエンドモデルとして2021年に新登場し、並列3気筒エンジンやデュアルヘッドライトといったアイコンは引き継ぎつつ、排気量を1160ccに拡大、オーリンズ製アジャスタブルサスペンションなどの上級装備を備え、トライアンフの誇るロードスターのフラッグシップとなっている。
SPEED TRIPLE 1200 RS(2025)パワーアップと電サス、電子制御の強化で一段とパフォーマンスを引き上げた。
ディテールも小変更されており、タンクカバー形状やトップブリッジのデザインが見直されている。
今回登場した2025年モデルは先行して海外で発表されたマイナーチェンジモデル。排気量は従来の1160cc、水冷DOHC並列3気筒エンジンのまま、出力とトルクを大きく向上。最高出力は従来からプラス3PSとなる183PS/10750rpmを発揮し、最大トルクはプラス3Nmとなる128Nm/8750rpmをマークしている。ともなってエキゾーストシステムもデザインが変更された。
オーリンズ製の新世代「Smart EC3セミアクティブサスペンション」を新搭載。OBTi(オブジェクティブ・ベース・チューニング・インターフェイス)によって、車体やライダーの挙動に応じて減衰特性が自動的に調整され、鋭いハンドリングや俊敏性、コントロール性を実現した。またブレーキシステムにはブレンボ製StylemaキャリパーとMCSスパン&レシオ アジャスタブルレバーも搭載し、足回りの性能はひと際充実している。
電子制御では、ライディングに応じて4段階に調整可能なフロントホイール・リフトコントロール機能を採用。6軸IMUを用いて車体姿勢をコントロールできるほか、5つの異なるライディングモード(Rain、Road、Sport、Track、Rider)によってシーンごとに最適なフィーリングを発揮する。また普段使いのため、フルアジャスタブルクルーズコントロールやエマージェンシーストップシグナルも標準装備だ。
カラーバリエーションは「ジェットブラック」「グラナイト/ディアブロレッド」「グラナイト/トライアンフパフォーマンスイエロー」の3色で、価格はブラックのみ222万5000円、グラナイトは227万円の設定。発売は2025年4月からとアナウンスされている。
エンジンパワーは出力、トルク共にアップ。ライディングモードも充実した。
オーリンズ製Smart EC3セミアクティブサスペンションを新採用。
SPEED TRIPLE 1200 RS(2025)
発売日:2025年4月
メーカー希望小売価格:222万5000円~227万円
ジェットブラック【新色】
SPEED TRIPLE 1200 RS(2025)ジェットブラック
グラナイト/ディアブロレッド【新色】
SPEED TRIPLE 1200 RS(2025)グラナイト/ディアブロレッド
グラナイト/トライアンフパフォーマンスイエロー【新色】
SPEED TRIPLE 1200 RS(2025)グラナイト/トライアンフパフォーマンスイエロー
SPEED TRIPLE 1200 RS(2025)主要諸元
・全長×全幅×全高:2090×810×1085mm
・ホイールベース:1445mm
・シート高:830mm
・車両重量:199kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC 12バルブ並列3気筒 1160cc
・最高出力:134.6kW(183PS)/10750rpm
・最大トルク:128N・m/8750rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:15.0L
・ブレーキ:F=ダブルディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=190/55ZR17
・価格:222万5000円~227万円
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私の次期購入検討モデル。
このクラスになると3ps程度のパワーアップなんてどうでもいい話。数値に現れないアップデートがどのくらいされてるのか?
そのアップデートが自分の求めるものなのかが問題。2024モデルが安けりゃそっちのほうが自分にとっては良いかもしれない。
質感高くコスパのよいトライアンフがいつのまにか高くなってきてしまったのがちょいと残念。