昨年(2024年)の10月に欧州と北米仕様の新型「YZF-R3」がデビューしたが、その250cc版となる新型「YZF-R25」とストリートファイターモデルの「MT-25」が、インドネシアで世界初公開された。
目次
軽二輪クラスを牽引する兄弟モデル
「YZF-R25」と「MT-25」はエンジンやフレームなどのメインコンポーネントを共有する兄弟車である。搭載されるエンジンは水冷DOHC4バルブ並列2気筒249ccで、ユーロ5+排出ガス規制に対応している。スペックは両車共通で最高出力26.5kW/12000rpm、最大トルク23.6Nm/10000rpmとなっており、国内2024モデルが最高出力26kW/12000rpm、最大トルク23Nm/10000rpmなので、数値上は新型のインドネシア仕様の方が若干上回っていることになる。
ウイングレットを持つ新しいデザインを得たYZF-R25は、新しいRシリーズのデザインを踏襲。「レーシングブルー」はYZF-M1を思い起こさせるカラーだ。
シンプルな「メタリックブラック」は、ニューYZF-R25のシャープなデザインをより強調する。
シート周りのデザインが大きく変更されたMT-25。ライトブルーのホイールが印象的な「メタリックライトグレー」。
艶消しで渋い仕上げとなる「マットブラック」は、MT-25のストリートファイターデザインにマッチする。
YZF-R25とMT-25のパワーユニットは基本的に同じものだ。DOHC4バルブ並列2気筒249ccで、最高出力26.5kW、最大トルク23.6Nm。
フレームはスチール製のダイヤモンドフレームで、サスペンションはフロントに37mm径の倒立フロントフォーク、リアにリンクレスモノショックが組み合わされる。車両重量は新型YZF-R25が166kgで、国内の2024モデルが169kgなので新型が3kg軽量になっている。MT-25は新型が165kgで国内の2024モデルが167kgなので、新型が2kg軽量になっている。
メーターはフルLCDタイプの多機能デジタルスピードメーターで、基本的には両車共通のものが使われてる。このメーターはシフトタイミングライトを備え、Bluetoothを介してY-Connectアプリケーションに接続することでができるようになっている。
YZF-R25のLCDメーターは、シフトタイミングライトを備えることでスポーティな走りをサポートする。
YZF-R25はデザインをフルリニューアル
YZF-R25は兄弟車であるYZF-R7やYZF-R9に通じるもので、センターにプロジェクターヘッドライト、両サイドにLEDタイプのライトを配置する新しい「YZF-R」デザインを採用。サイドにはエアダクトが設けられ、その上にはワークスレーサーYZF-M1に由来するウイングレットが設けられている。シートカウルにもテールウイングがデザインされており、ボディデザインはエアロダイナミクスを取り入れたものへと進化した。シート高は780mmと2024年までのモデルと数値上は同じだが、欧州仕様のYZF-R3と同デザインなのでより絞り込まれることで足つき性が向上している。カラーリングはヤマハのワークスレーサーをイメージさせる「レーシングブルー」と、「メタリックブラック」の2色をラインナップする。
YZF-R25のサイドビュー。ハンドルはYZF-Rシリーズとしては高めに設定され、マルチユースに対応したポジション。
新しいフェイスデザインを与えられ、フロントビューは大きく印象が変わった。シートカウルにウイングが設けられ、テールデザインも新鮮だ。
新しいデザインのシートカウルを採用したMT-25
MT-25はヘッドライト周りやタンク周りなどは2024年までのモデルから大きく変更されず、特徴的なプロジェクターヘッドライトとLEDライトを組み合わせた三眼タイプのビキニカウルを装備。サイドカバーからテールカウルにかけてのデザインは一新されており、よりシャープな印象を強めている。カラーリングはライトブルーのホイールが印象的な「メタリックライトグレー」と、トレンドの艶消しカラーである「マットブラック」が用意されている。
モーターサイクルショーで国内デビューか?
「YZF-R25」と「MT-25」は当然日本にも導入されることになる。3月のモーターサイクルショーで詳細が発表されることになると思うが、基本的にはこのインドネシア仕様に準じたスペックになるだろう。価格はYZF-R25がインドネシアで7500万ルピア(邦貨換算約72万円)であり、2024年の国内モデルが69万800円(税込)であることを考ると税込72万円あたりになるだろう。MT-25はインドネシアで6350万ルピア(邦貨換算約61万円)で、2024年の国内モデルが63万2500円(税込)であることを考ると66万円あたりになるのではなかろうか。
先日の東京オートサロンにYZF-R3が展示されていたことを考えると、当然YZF-R3とMT-03も国内に導入されることになると思うので、そちらも楽しみである。
国内仕様は3月のモーターサイクルショーでの発表が濃厚。スペックはインドネシア仕様と大きく変わらないと考えられる。
YZF-R25主要諸元(2025・インドネシア仕様)
・全長×全幅×全高:2090×720×1135mm
・ホイールベース:1380mm
・シート高:780mm
・車両重量:166kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC2バルブ並列2気筒249cc
・最高出力:26.5kW(36PS)/12000rpm
・最大トルク:23.6N・m(2.41kgm)/10000rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:14L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70-17、R=140/70-17
・価格:7500万ルピア(現地価格・邦貨換算約72万円)
MT-25主要諸元(2025・インドネシア仕様)
・全長×全幅×全高:2090×755×1071mm
・ホイールベース:1380mm
・シート高:780mm
・車両重量:165kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC2バルブ並列2気筒249cc
・最高出力:26.5kW(36PS)/12000rpm
・最大トルク:23.6N・m(2.41kgm)/10000rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:14L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70-17、R=140/70-17
・価格:6350万ルピア(現地価格・邦貨換算約61万円)
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