
ミドルクラスのスポーツアドベンチャーツアラーモデルとして高い人気を「V-Strom(ブイストローム)650 ABS」と、ワイヤースポーク仕様でよりアドベンチャー感を強めた「V-Strom(ブイストローム)650XT ABS」の2025年モデルが2月5日に発売される。
快適なツーリングを楽しめる、スポーツアドベンチャーツアラー
1988年に登場したオフロードビッグツアラー「DR-BIG」ことDR800SのDNAを受け継ぐスタイリングと、中回転域の力強い立ち上がりから高回転域までのスムーズな出力特性を持ちつつ、低回転域での鼓動感を楽しめる645ccのV型ツインエンジンを持つ「V-Strom650 ABS」と「V-Strom650XT ABS」。
3段階に調整することができる大型の可変スクリーン、20Lの大容量を確保しつつスリムにデザインされたフューエルタンクなどスポーツアドベンチャーツアラーモデルと呼ぶに相応しい装備を持つ。コクピットにはギヤポジションや平均燃費、航続可能距離などの多様な情報を表示できる機能的な液晶メーターパネルを備え、その下部には12Vのアクセサリーソケットも標準装備される。また、V-Strom650XT ABSにはナックルカバーとアンダーカウルも標準装備される。
前後輪の速度、スロットルポジション、クランクポジション、ギヤポジションの各センサーの情報により、リヤタイヤのホイールスピンを検出した際にエンジン出力を低減するトラクションコントロールは2段階に調整でき、エンジン出力をより効率よく路面に伝達することが可能。また、発進時や低回転走行時にエンジン回転数をわずかに上げる「ローRPMアシスト」や、ワンプッシュでエンジンをスタートできるる「スズキイージースタートシステム」なども標準装備。V-Strom650 ABSは10本スポークタイプのキャストホイール、V-Strom650XT ABSはチューブレスタイプのワイヤースポークホイールを装備し、両モデルともブレーキにはABSが備わる。
2025年モデルの「V-Strom650 ABS」は「パールビガーブルー」と「グラススパークルブラック」の2色が用意され、価格は税込99万円となる。「V-Strom650XT ABS」には「チャンピオンイエローNo.2」、「ブリリアントホワイト/パールビガーブルー」、「グラススパークルブラック」の3色が用意され、価格は税込103万4000円だ。
V-Strom650XT ABS チャンピオンイエローNo.2
V-Strom650XT ABS ブリリアントホワイト/パールビガーブルー
V-Strom650 ABS・V-Strom650XT ABS主要諸元(2025)
・全長×全幅×全高:2275×835×1405mm・2275×910×1405mm
・ホイールベース:1560mm
・シート高:835mm
・車両重量:212kg・215kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒645cc
・最高出力:51kW(69PS)/8800rpm
・最大トルク:61N・m(6.2kgm)/6300rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:20L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/80-19、R=150/70-17
・価格:99万円・103万4000円(税込価格)
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