
排気量645ccのVツインエンジンを搭載した「SV650 ABS」と「SV650X ABS」は、ベーシックなネイキッドスポーツバイクとして高い人気を誇る。そのSV650シリーズの2025年モデルが1月24日に発売される。
落ち着いた雰囲気の新色で、新たな魅力を得た2025年モデル
SV650 ABSは1999年に発売されたSV650/Sをルーツに持ち、2015年に現行モデルの基礎となるSV650/Aが発売された。2016年にSV650 ABSが発売され、マイナーチェンジを繰り返しつつキャリーオーバーされている。
2025年モデルは基本的にカラーリングのみの変更のみとなり、SV650 ABSには「パールビガーブルー/マットブラックメタリックNo.2」、「パールマットシャドーグリーン/マットブラックメタリックNo.2」、「ブラックメタリックNo.2」の3色が用意される。専用のヘッドライトカウルやセパレートハンドル、タックロールシートを採用するSV650X ABSは「パールテックホワイト」1色のみが用意される。
SV650/X ABSのエンジンはスズキ独自のSCEM(Suzuki Composite Electrochemical Material)メッキシリンダーを採用し、フリクションの低減、放熱性の向上、高い耐摩耗性や機密性が確保される。また、発進時や低速での走行時にエンジンの回転数やギアポジション、スロットル回度情報などをもとにエンジン回転数をわずかに上げる「ローRPMアシスト」を採用することで、発進と停車を繰り返す市街地走行などでの操作性が向上している。スターターをワンプッシュするだけでエンジンを始動できる「スズキイージースタートシステム」も採用されている。
美しいトラス構造のスチールフレームを持つ車体は、装備重量199kgと軽量な車体は街乗りからツーリングまで幅広いニーズに対応。ABS付きのブレーキはフロントに異形対向4ポットフロントブレーキキャリパー+直径290mmのディスクローターをダブルで装着、リアブレーキには直径290mmのディスクローターが採用されて強力かつコントロール性に優れた制動力を発揮する。
2025年モデルのSV650ABSは83万6000円、SV650X ABSは88万円で、共に1月24日発売となる。
SV650 ABS パールマットシャドーグリーン/マットブラックメタリックNo.2
SV650 ABS パールビガーブルー/マットブラックメタリックNo.2
SV650 ABS・SV650X ABS主要諸元(2025)
・全長×全幅×全高:2140×760×1090mm・2140×730×1090mm
・ホイールベース:1450mm
・シート高:785mm
・車両重量:199kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒645cc
・最高出力:53kW(72PS)/8500rpm
・最大トルク:63N・m(6.4kgm)/6800rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:14L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-17、R=160/60-17
・価格:83万6000円・88万円(税込価格)
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