KTMは海外向けに、「790 DUKE(790デューク)」の2025年モデルを発表した。新たに排ガス規制EURO5+に適合したエンジンを搭載するほか、ヘッドライトのリファインや大型化した液晶メーターを採用する。
価格や日本導入予定は未発表だ。
DUKEシリーズの進化に合わせた初めての仕様変更
790 DUKEはKTMが2018年に発売した大型ストリートネイキッドで、125cc~1250ccまで幅広い排気量帯にラインナップするDUKEシリーズのうち、799ccの水冷並列2気筒エンジンと各種ライダーエイド(電子制御パッケージ)でスポーティーな走行性能を実現したモデルだ。最高出力105PSを発揮するパワーと、174kgという軽量なボディ、そしてオン/オフ可能な傾斜関知トラクションコントロールやスーパーモトモード(リアABSカット機能)といった、アグレッシブなライディングを可能とするライダー支援システムを備える。日本では2020年から導入が途絶えていたが、2023年モデルから新たにラインナップが再開された。
今回発表された2025年モデルでは、最新の排ガス規制EURO5+に適合すると共に、初めてのモデルチェンジを受けた。エンジンは規制適合しつつ、最高出力105PS/9500rpm、最大トルク87Nm/8000rpmというスペックは従来のまま。ただし欧州仕様では、免許区分に合わせた95PS仕様も用意されている。装備面も基本的には従来モデルを踏襲し、高度な電子制御システムやライドバイワイヤ、WP製前後サスペンションといった機能性パーツは引き継ぐ。
大きく変化したのはヘッドライトとメーターで、フロントマスクのデザインは2025年モデルの他DUKEシリーズ同様、従来よりも尖ったスタイリングに見直された。メーターはかねてよりフルカラーTFT液晶モニタが採用されていたが、従来の4.5インチから5.5インチの大型サイズに変更。電子制御のコントロールを含む、視認性と操作性を大きく引き上げている。
価格や発売時期、日本導入についての情報は追って公開されるとみられる。
790 DUKE(2025:海外)主要諸元
・全長×全幅×全高:-mm
・ホイールベース:1475mm
・シート高:825mm
・車重:169kg
・エジンン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC 799cc
・最高出力:105PS/9500rpm
・最大トルク:87Nm/8000rpm
・燃料タンク容量:14.0L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・価格:未発表
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