2025年もいよいよ幕開けですが、本格的バイクシーズンまではあと少し。そんな冬の時期は、昨年を振り返る意味でも、2024年にどんなモデルが人気だったのかなども、仲間同士のバイク談義に花を添えるもの。なかでも、大型二輪免許で運転できるモデルは、高性能かつ高級な機種も多く、バイク好きなら誰もが憬れる存在です。実際に、どんなモデルが売れたのかななどは、かなり多くの人が気になるのではないでしょうか。
そこで、ここでは、二輪業界紙の「二輪車新聞」が発表した2024年の全国新車販売台数をピックアップ。小型二輪の400cc超クラスにおけるランキングを紹介します。

2024年もZ900RSが独走で1位

2024年 小型二輪(400cc超)全国販売台数トップ10

1位:カワサキ・Z900RS/カフェ/SE(5905台)
2位:ハーレーダビッドソン・ローライダーS/ST(2565台)
3位:ホンダ・レブル1100/T/DCT(2024台)
4位:スズキ・GSX-8S/8R(1753台)
5位:ホンダ・CBR600RR(1427台)
6位:ホンダ・CB650R/E-Clutch/CBR650R/E-Clutch(24年モデル)(1426台)
7位:トライアンフ・ボンネビルT120/スピードツイン1200/スラクストンRS/スクランブラー1200(1388台)
8位:ホンダ・CB1300スーパーフォア/スーパーボルドール(1367台)
9位:カワサキ・ニンジャ1000SX(1271台)
10位:スズキ・GSX-S1000/GT/GX/カタナ(1264台)

*出展:二輪車新聞/販売台数は推計

2位に3000台以上の差をつけ、ダントツ1位に輝いたのは、カワサキのZ900RSシリーズ。1970年代の名車Z1を彷彿とさせるスタイルと、最新テクノロジーを駆使した動力性能などが魅力のネオクラシックモデルです。

このモデルは、水冷ながら美しいフィンを持つ948cc・水冷並列4気筒エンジン、ティアドロップ型の燃料タンクやテールカウルなどで、ビンテージ感満点のスタイルを演出していることが大きな特徴です。

また、一方で、トラクション・コントロールやマルチファンクション液晶パネル、LEDヘッドライトなどの最新テクノロジーや高性能パーツも搭載。街乗りから長距離ツーリング、ワインディングやサーキットのスポーツ走行まで、幅広いシーンで高次元の走りを実現することも魅力です。

ラインアップにはカウルなしのスタンダードのほか、カウル付きのZ900RSカフェ、オーリンズ製リアショックなどを持つハイグレードモデルのZ900RS SEを用意。価格(税込み)は148万5000円〜170万5000円です。

そんなZ900RSシリーズは、2017年の発売以来、大型バイクとしては異例の大ヒットを続けているカワサキを代表するモデル。しかも、二輪車新聞によれば、400cc超クラスの新車販売台数で年間1位となるのは「7年連続」。まさに、国産ビッグバイクの絶対王者といえる存在だといえます。

ちなみに、2位にはハーレーダビッドソンのローライダーS/STがランクイン。国産ビッグバイクの強豪たちを抑え、見事に輸入車トップのセールスを記録しました。

また、3位に入ったのは、2位と541台差でホンダのレブル1100/T/DCT。軽二輪クラスの新車販売台数で、7年連続1位のレブル250を擁するレブル・シリーズが、大型バイクのクラスも含め、国内で一定のファン層を獲得していることがうかがえます。

2025年の注目株は?

そんな2024年の大型バイク新車販売ランキングですが、2025年にはどんなモデルが人気となるのでしょうか。

まず、気になるのが、今回のランキングで6位に入ったCB650R/CBR650R。これらモデルには、クラッチ操作を自動化する新機構「ホンダE-クラッチ」搭載車が追加されましたが、発売は2024年6月13日から。つまり、2024年では、主に下半期のデータが反映されているといえます。そのため、2025年にこのモデルが、どこまで新車販売台数を伸ばすのかが気になるところ。とくに、ホンダE-クラッチ搭載車がユーザーからどんな反響を得て、販売数を伸ばすのかが注目です。

クラッチや変速の操作を自動化した新機構採用モデルでは、ほかにも、例えば、ヤマハの「MT-09 Y-AMT」も、2025年にどんな売れ行きを見せるのか気になりますね。2024年9月30日に発売されたこのモデルは、クラッチレバーとシフトペダルを備えず、「AT(オートマチック)シフト」とハンドルのシーソー式シフトレバーを使った「MT(マニュアル)シフト」が選べるのが魅力です。

ヤマハやホンダのこうした新機構が、果たして多くのライダーに支持され、2025年以降にスタンダードとなっていくのかが気になるところ。また、ほかの排気量やモデルにも、これら新機構を搭載する新型バイクの登場が噂されています。それらが、2025年に登場し、人気バイクの勢力図にどういった影響を及ぼすのかも気になります。

ともあれ、2025年の大型バイク・ジャンルでは、果たして絶対王者Z900RSシリーズの連覇が続くのかが最注目。Z900RSの牙城を崩し、新たな伝説を作る新型バイクの登場にも期待したいところです。

【参考リンク】
二輪車新聞 公式サイト
https://www.nirin.co.jp/

王者Z900RSが7年連続1位! 大型二輪免許で乗れる売れ筋バイクTOP10【2024年版】ギャラリーへ (10枚)

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    どんなバイクが売れてようが自分がいいと思うバイクを買うだけ。売れてるってことは乗ってる人が多いってことだから人様とあんまり被りたくないオレなんかは上位にいればいるほど買わない(笑)

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