2025年はホンダの「CB」ブランドにとって新しい門出の年になるだろう。これまでWebikeプラスで記事化しているホットな話題を今一度整理してみたい。
現在のCB vs Zはネオクラ対決の局面
日本のバイク史で最も長く続くライバル対決はいうまでもなくCB vs Zの構図だ。1972年秋のZ1登場以来の戦いは実はまだ終わっていない。ここでは現在進行形の最前線の模様と2025年の展望をお知らせしたい。まずはその発端となる36年前に時間を巻き戻してみたい。
現在のCB vs Zはネオクラ対決の局面。1989年のゼファー vs CB-1が発端でカワサキの圧勝に終わったのは周知の通り。しかし、ホンダがCB-1をきっかけに大逆転したことはあまり知られていない。CB-1にCB1100Rのタンクを乗せたスケッチがプロジェクトBIG-1に結びついたのだ。
BIG-1とはご存じCB1000スーパーフォア(SF)のこと。ただし、大型は販売台数が見込めないことから正式なGOサインは出ず、同じスタイルでCB400SFを出すことが決まった。1991年の東京モーターショーで展示されたBIG-1は400発売に向けたイメージ作りという扱いだったのだ。
この作戦が功を奏して1992年にデビューしたCB400SFは大ヒット。CB-1のリベンジを果たすことになった。CB1000SFも同年秋に発売に至り、現在のCB1300シリーズにつながるロングセラーとなっている。このように第一次ネオクラ対決は最終的にはホンダの勝利となった。
CBスーパーフォアシリーズ誕生のきっかけとなったCB-1にCB1100Rのタンクを載せたスケッチを再現したCG。デザイナーの岸敏秋氏らの2022年11月のトークショーで公開された。
Z900RSに対抗するジャパンCBがお目見えするかも
ホンダはプロダクトアウトが得意なメーカーで、CB-1はレプリカブーム後のトレンドを先取りするために提案された。一方、ゼファーは当時Z1の中古相場が高騰していたことを受けて生まれたマーケットインのモデル。コスパ重視で70年代からの空冷エンジンを採用したのも勝因だ。
この傾向が再び浮き彫りになったのが、2018年のZ900RS vs CB1000Rの対決だ。結果はやはりカワサキが圧勝したことは周知の通り。そして、ホンダ社内でZ900RSに対抗するモデルの企画が2018年末から活発化し、これが2020年発表のCB-Fコンセプトに結びついたのだ。
ここでも再び販売台数の壁が立ちふさがり正式なGOサインは出なかったと言われる。そして、CB1000SFの時は窮地を救った400ccクラスも現在の日本市場では大型よりも小さいマーケットになってしまった。今回は中国市場がこれを打開するだろうというのが編集部の予想だ。
既に報じているようにホンダは中国で4気筒中型モデルの発売をアナウンス、これをベースに日本向けにネイキッドを用意するだろう。この新型CB400が普及版となることでZ900RSに対抗する新型CB1000にGOサインが出ると思われる。第二次ネオクラ対決も後半戦で逆転なるだろうか。
CB-Fコンセプト [HONDA] 2020年にホンダが提案したZ900RS対抗のコンセプトモデル。廃案になったと言われているが、CB1000ホーネットをベースにF路線もあり得るかも知れない。
中国でプレゼンテーションするホンダの二輪事業本部長の加藤稔氏。画面の四缸中排车型(4気筒中型モデル)の上段はCBR400Rで、下段はCBR500Rのシルエットを流用している。
ホンダは2024年6月に「CB」を商標出願している。区分は「二輪自動車並びにその部品及び附属品」で明らかにバイクの商品名として登録するのが目的。これは前触れか!?
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