2%er(ツーパーセンター)。SR好きで知らない方はいないであろう、世界を代表するSRカスタムビルダーである。
今回は"YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW2024"で展示された2%er史上最高?のSR500チョッパーの概要をスタッフ清野さんへのインタビューを交えてご紹介します!
カスタムに至った経緯は?
『依頼主は2%erの元スタッフでして…「2%er史上最高のバイクを造って欲しい」という"後はお任せ"的なオーダーを受け、このプロジェクトが始まりました。』
おおお、シンプルながらなかなか難しい依頼!今でも親しくされている元スタッフさんとの仲の良さ、代表の山口さんはじめ、スタッフさんの人柄の良さや当時のやり取りが目に浮かぶのは私だけでしょうか?(2%erのYouTubeの見すぎ?笑)
史上最高のカスタムポイントは?
『2%erとして初めての製作となるフルリジットフレームとナロースプリンガーフォークを導入した点です。どちらもノウハウのある大先輩のアドバイスを頂きながらワンオフ製作しました!
具体的には、ネック角53°のワンオフグースネックリジットフレームに、純正比42cmロングとなる全長1,190mmのナロースプリンガーフォークをセットしています。』
乗りにくそうではありますが…
『そんな事ないんです!リジットのロングフォークは乗りにくいと言われがちですが、しっかり計算して製作すれば驚くほど乗りやすくなります!』
た、た、た、大変失礼しました!笑
『リジットのロングフォークはノーマルと変わらないニュートラルな軽さで、この見た目からは想像出来ないかとは思いますが…誰でもムリなく乗れる、軽くて安全なハンドリングに設定にしています。女の子でも普通に乗れると思います。
あとは、ビンテージパーツなどは使用せずに現代の素材や部品を使い、部品消耗時にはすぐにリペアができる仕様にしています。』
2%er車両製作のテーマである「乗りやすく、疲れにくく、潰れにくく、全体バランスが整ったカッコ良いバイク」を体現したSRですね!
他にはどんな特徴がありますか?
『他に特徴的なところは…フロントはスプールハブホイールを装着し、ブレーキはありません。リアはノーマルハブを改良したディスクブレーキキットにブレンボキャリパーをダブルで装着しています。ハンドブレーキで片側のキャリパー、フットペダルでもう片側のキャリパーを操作するような仕様にしています。』
リアブレーキ2基がけ!これは面白いですね!!
乗り手目線のチョッパー
「Blue Scenery」と名付けられ、70年代のデンバーズチョッパーや90年代のMCペッカーズのスタイルをイメージして作れたこのSR。
一歩間違えると下品な雰囲気を醸し出してしまいそうなリジットのロングフォークを採用しながらも、全体のバランスが良く、美しく上品なスタイルを演出している。見た目もさる事ながら、やはり乗り味や安全性に拘るその熱い想いが外観にもオーラとしてあらわれている(気がする)からだろうか。
正直、個人的にはこれまで…「ロングフォークは乗りにくい」という先入観で、この手のカスタムは避けてきた。今回の取材でその固定概念は取り払われ、むしろ乗ってみたい気持ちが強く湧いてきた。
「乗りやすく、疲れにくく、潰れにくく、全体バランスが整ったカッコ良いバイク」
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SRのチョッパーをときどき見かけるようになってるけど、
違法改造で爆音あげながらムチャクチャな運転する輩ばかり。