
2024年のオフロード/モタードバイクをウェビックバイク選びの満足度ランキングから振り返ってみるよ。ウェビックバイク選びでは、さまざまな条件で満足度ランキングや、人気総合ランキング、ツーリングバイク向けランキング、カスタムバイク向けランキングなどを見ることができるので、自分の気になる検索条件でも愛車をチェックしてみてね。
【満足度ランキングとは?】
各車種が過去1ヶ月間にウェビック バイク選びで閲覧された数をもとにランキングを作成しています。今回の絞り込み条件は、バイクタイプを「オフロード/モタード」、集計期間を「1年」、「過去3年以内に発売された」にして、その他排気量やバイクタイプなどを入れずに抽出した年鑑満足度ランキングとなります。ランキングは毎週金曜日に更新されます。
年間「満足度ランキング」ページはコチラ
※当ランキング記事は2024年12月28日に制作したものになります
目次
5位 250EXC-F SIXDAYS KTM
まずは5位から。KTMの250EXC-F SIXDAYS。7位にランクインしているKTM 250EXC-Fをベースに、インターナショナルシックスデイズエンデューロの名を冠したスペシャルモデル。
250EXC-Fをベースとはいっても、その変更点は多岐にわたる。外観で目に入るところでは、フレーム色(高光沢オレンジ)、フレームプロテクション、SIX DAYS専用シート。SIX DAYS専用グラフィックにより、ノーマルとは一味違う特別管のあるスタイリングを作り上げる。
さらにオレンジアルマイト仕上げのCNC加工トリプルクランプ、オレンジカラーのフロントアクスプラー、スキッドプレート、セミフローティングフロントブレーキディスク、ソリッドリアブレーキディスク、ラジエターファンなど、各部のハードパーツもより戦闘力の高いものをチョイス。さらに装備面でも、トラクションコントロールやクイックシフター、マップセレクトスイッチなどにより、さまざまな局面で高い能力を発揮できるよう仕上げられる。
装備面の充実に対して、ノーマルEXC-Fとの価格差はそこまでないので、特別性と買い得感にあふれた魅力的なモデルと言えるだろう。
4位 X-Trainer ベータ
4位はイタリアのトライアルメーカーであるベータのX-Trainer。コンセプトは「オールラウンドエンデューロバイク」。
6位のベータRR2Tよりも敷居の低いモデルとして、あらゆるシーンで扱いやすい人気モデル。RR2T同様に2ストロークエンジンではあるものの、こちらはより穏やかなセッティング。さらにシート高もそこまで高くはなく、そして100kgを切るという圧倒的な軽さから、エントリーユーザーからハードエンデューロなどで活躍。さらにシート高を下げたLD仕様も選択可能。
ハードエンデューロ自体が非常に人気のあるジャンルのため、比較的パーツなどの情報も多く出回っているという。オーナーレビューで非常によくみられたのが、「実績のあるショップでの購入」。イタリアンバイクということもあり、バイク屋さん選びもかなり重要になってきそう。
圧倒的なまでに美しいスタイルと軽さ、そして扱いやすさを特長にもつだけに、今後もエントリー向けエンデューロマシンとしてさらに人気を高めていきそうな予感。
3位 CRF250RALLY ホンダ
3位はホンダのCRFシリーズより、CEF250RALLY。前回2023年は7位だったので、大幅にランクアップ。もっとも、2023年の人気総合ランキングでは4位。元々非常にポテンシャルの高いバイクであることから、妥当な結果とも言えそう。
CRF250Lをベースにフルカウル化。フロントマスクは大型フローティングスクリーンに異形の2眼ヘッドランプを装備。さらにスクリーン内部にはアクセサリーバーが設けられており、ラリータワーのような活用も可能。
シートは座面をCRF250Lよりも20mm拡大。さらにシートベースの固定方式をラバーマウントにすることで、長距離ツーリングでの疲労も軽減。旅バイクとしての高い性能を持ちながらも、コンペティティブなラリーマシンのようなスパルタンな雰囲気も演出している。
なんといっても、オフロードからオンロードまで、シーンを選ばない万能性。本当の意味でのアドベンチャー感がその魅力。特にオフロードモデルがあまり得意としない高速道路巡行でも、卓越した快適性を見せてくれるという。
前後サスがより長くなったSモデルも選択可能。足つきも悪くなるため、使い勝手においてはノーマルモデルに一歩譲るが、アドベンチャーモデルとしてのカッコ良さは一見の価値あり。
クチコミにあるオーナー満足度のレーダーチャートを見ると、走り、取り回し、ルックス、燃費はいずれも3.8以上の高評価安定。逆に積載性、メンテナンス性については、いずれも3点弱とやや低め。
2位 CRF250L ホンダ
ホンダの誇る250ccオフロードモデル、CRF250L。
CRF250RやCRF450Rなど、モトクロッサーを彷彿とさせるシェイプされたスタイリングは、まさにオフロードモデルの王道。見た目には車高が高く見えるが、シート高は830mmとハンターカブより30mm高い程度。ストロークのあるサスペンションや細い車体の影響もあって、見た目以上に足つきは悪くない。なお、CRF250Rally同様、サスペンションを伸長させ最低地上高を高めたSモデルもラインナップしている。オフロード走行で重宝する、ABSキャンセル機能(リアのみ)も装備。
アフターパーツは非常に豊富で、懐の深い基本設計も相まって、自分好みに合わせた一台に仕上げるのも楽しみの一つ。
2023年にはカラーチェンジを受け、スウィフトグレーに。これまでにない都会的なカラーリングで大きく印象を変更した。非常に良い色なので、個人的にはこれをベースとしたモタードの展開も期待したい。Sモデルは、ホンダ伝統のエクストリームレッド。
ユーザーの口コミを見てみると、やはりスタイリングは非常に高評価。非常に完成度の高いモデルだけに、積載性以外はほぼすべて4点前後という高水準。
なんといっても国産唯一の250ccトレールバイクだけに、今後も一年でも長く伝統を重ねて欲しい。
1位 テネレ700 ヤマハ
2023年webike満足度ランキング2位だったテネレ700が2024年のナンバーワン。高速道路から林道まで楽しむことのできるアドベンチャーモデルとしての懐の深さから、デビュー以来高い人気を保ち続けている。
MT-07系のモデルではあるが、オフロードスタイルのロードバイクではなく「オフロード9割」という開発コンセプト。これは、MTシリーズにはトレーサーが既に存在しているため、振り切った開発が出来たのかもしれない。
ラリーマシンを彷彿とさせるスタイリングは、数あるビッグオフ中でも非常にスマートなもの。ビッグオフということで車体は大きく、足つきも決して良くはないが、それ以外は非常に完成度の高いモデルで、乗りやすさとオフロード性能を両立させている。その乗りやすさは、一部でセロー700と呼ばれるほど。
クチコミをチェックしてみると、足つきと取り回し以外については、押しなべて高評価。レーダーチャートを見てみると、取り回しは3.12と想像通りやや低め。メンテナンス性の3.56も順当な値。ただ、走りとルックスについては、いずれも4点後半と非常に高い評価。
2024年11月には新型モデルの発表も。ニューテネレ700では、電子制御スロットルを採用。それにともない、トラクションコントールを実装するなど、より緻密な制御を可能にしている。また外観上の特長であった丸型4灯ヘッドランプが、横長の角型4灯に変更されたのも個人的には大きく印象を変えたポイント。
2025年には日本導入があるかについても明確になると思われるので、今後も国産ビッグオフをけん引する一台として、さらなる展開を期待したい。
6~10位
6位から10位までは以下の通り。
6位 RR2T 250/ベータ
ベータからラインナップされている2ストロークエンデューロマシン。軽さ、そしてパワーはもちろん、フラットなハイシートなど、レーシングマシンならではのシンプルな機能美にあふれるスタイリングも魅力。
7位 250EXC-F/KTM
KTMの250ccエンデューロモデルの中でも、4ストロークエンジンを搭載するのがEXC-F。2ストロークはEXC。2ストロークと比較してフラットな特性により、扱いやすさに優れる。とはいえエンデューロマシンなので軽さ、パワー感は相当なもの。ただし、足つきも悪いので注意。
8位 KLX230SM/カワサキ
KLXシリーズのモタードモデルKLX230SMは8位にランクイン。2023年モデルから各部見直しを受け、ハンドリングなど各部性能を向上。また座り心地を損なわずシート高を下げるためリヤサブフレームやサス設定なども見直しされている。現状では国産唯一のモタードモデルなだけに、期待度は非常に高い。
9位 KLX230S/カワサキ
2022年モデルから多少の空白期間が空いたものの、遂に2025年に新型KLX230Sが登場することとなる。小型化されたヘッドライトにより、本来持っていたシルエットの良さを強調。新たなトレールモデルの定番として、2025年の躍進が期待される。
10位 FE250/ハスクバーナ
ハスクバーナの250cc4ストロークエンデューロマシン。車重108.6kg(半乾燥状態)という圧倒的な軽さは、すべてにおいて大きなアドバンテージになる。反面、シート高も非常に高く、あらゆる意味でリアルエンデューロマシン。個性がはっきりしているだけに、クチコミによるライダーの満足度は非常に高い。
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