スズキ『GSX-8R』は排気量775ccのパラツインエンジンを積むニューモデル。街中やワインディングに寄り添う扱いやすさを持ちつつ、ロングツーリングやサーキットでのスポーツ走行を爽快に楽しめるなど、1台で幅広い用途に対応する。日本国内で販売されるボディカラーは「トリトンブルーメタリック」をはじめ、「マットソードシルバーメタリック」や「マットブラックメタリックNo.2」も選べ全3色。今回、スズキらしいブルーの車体に乗ってみた。
REPORT●青木タカオ(AOKI Takao)PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
近頃人気の“オトナ向け”ミドル
排気量で言うなら700〜900ccくらい、リッタークラス未満のアッパーミドルが活気づいている。1000ccの4発では、正直なところ持て余し気味と見栄をはらず背伸びをしない“オトナ向け”であり、かなり“ツウ”な選択とも言えるが、近年このセグメントの人気がひときわ高い。
そもそもスズキの大型二輪クラスには、いぶし銀な名車『SV650』(V型2気筒)があり、生産終了の『GSX-S750』(並列4気筒)もまた然り根強い人気を誇っている。他メーカーにも中間排気量と呼ばれる“良いところどり”をしたこのセグメントは大型ビギナーをはじめ、ベテランにも高く支持されている。
情報提供元 [ モーターファンバイクス ]
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