EICMA 2024(ミラノショー)で公開された新型X-ADVは、12月12日に国内でも発売されると予想される。同車は2021年型でモデルチェンジした際にDRL(デイタイムランニングライト)を採用しており、新型ではさらにウインカー内臓になった。これが日本仕様でも適合するのは確実のようだ。
新しいウインカーの表現を獲得、ライトオフもできる
2021年型のX-ADVは、日本メーカーで初めてバイクでDRLを国内に導入したモデル。1990年代初頭にヘッドライト常時点灯式のモデルが登場し、1998年4月に道路運送車両法の改正で義務付けられたものが、DRL導入と同時に消灯できるようになったのがトピックだった。
そして、2025年型はDRLに加えてウインカー内臓型にしたのが新しい。ライン発光DRLの上側をオレンジ色に点滅発光するように制御しており、ウインカーとしても機能させている。これにより別体のウインカーを装備しなくていいので、デザイン的にもすっきりしている。
また、リサイクル材を原料にしたパーツや植物由来のバイオマスプラスチックを採用しており、「サステナブルマテリアル適用による循環型社会への実現に貢献」するようだ。他にも5インチTFTメーターやクルーズコントロールを採用するなど利便性を高めている。
2025年新型X-ADVの国内仕様は、マットディープマッドグレー、パールグレアホワイトが143万8800円、マットゴールドフィンチイエローが147万1800円で12月12日に発売されると予想される。バイク王調べでリセールバリューNo.1の同車は、人気を盤石なものにするだろう。
2025年型X-ADV国内仕様主要諸元(予想)
・全長×全幅×全高:2200×940×1340mm
・ホイールベース:1580mm
・シート高:790mm
・車重:237kg【236kg】
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 745cc
・最高出力:58PS/6750rpm
・最大トルク:7.0kg-m/4750rpm
・燃料タンク容量:13L
・変速機:6段リターン(DCT)
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R17、R=160/60R15
・予想価格:148万3000円/147万1800円【132万円】
※【 】は2024年モデル
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