猛獣を駆る! Z1000:特集Vol.53 - ウェビック バイク選び

2014年から、いわゆる『凄み』のスタイルに生まれ変わったストリートファイター Z1000
まるで猛獣が獲物に飛びかかるようなクラウチングスタイルのボディワークはインパクトが強く、見る者を魅了してきた。デザインコンセプトに掲げられた『凄み』がそのまま具現化され、このモデルが発売されてから約1年経った今でも憧れ、購入を検討されているユーザーが絶えない。
そのため今回は、「見る者」ではなく「駆る者」にとって、プロライダーではなく我々一般ライダーにとって
どのような乗り味なのかを記載することとした。

試乗環境

試乗車はZ1000ABS 2014モデルで、ウェビックスタッフの所有車を数日間昼夜を問わず拝借した。
スリップオンマフラーや社外外装パーツが数点装着されているが、ポジションも含めてその他はノーマル。
ストリートファイターということであえて舞台は街中を中心とし、Z1000のエンジンのベースになったZX-9Rを長年愛用していたという経緯もありライダーは私が勤めた。
私はバイク歴21年の37歳(2015年1月現在)で、街乗り、ツーリング、サーキット走行、草レース、最近はオフロード走行も楽しむ一般的なライダーであり、プロライダーではないことをお含みいただきたい。むしろ本レポートを読んでくださる多くの皆さんと近しい感覚や視点を持って試乗できたかとも思うので、猛獣を飼う前のご参考にしていただければ幸いである。

猛獣を街に放つ

まず平地での取り回しだが、重量220kgとは思えないほど軽い
サイドスタンドをかけた状態から垂直状態への起こし、前後の押し歩きは軽快で安定感もある。
当然ながら、登り傾斜へさしかかるとズシリとした重さを感じた。

跨った瞬間はネイキッドにしては少し低めのハンドルという印象を受けたが、ステップに足を乗せ乗車姿勢をとると理解ができた。ステップ、着座位置、ハンドル位置のバランスが絶妙に良いのだ。膝や腿はタンクのくぼみにほどよく納まり、マシンとの一体感を得るポジションとはこのことかと心躍る。

エンジンを始動しクラッチを繋ぐと、しっかりとしたトルクでスムーズに前へ出る。
猛獣が大人しいのは早くもここまで。
スロットルを開いていくと、慣れない間は恐ろしさを覚えるほどの凄まじい加速をする
ZX-9Rとは比較にならず、ZX-10Rのそれに近い。
5000rpmあたりからは、「公道でこんな加速していいんでしょうか」という世界が待っていた。
「今から加速をしますからね」と心の中で身体に言い聞かせ、骨盤を寝かせてからスロットルを開けていた。

マスの集中が図られた車体は、まるで600ccクラスのようにビシバシと自在に向きを変え、イメージ通りにガツンと加速してくれる。ありふれた表現だが「めちゃくちゃ楽しい」
ただし街中では「高回転まで引っ張ってシフトアップ♪」という乗り方ができるバイクではない(引っ張る前に法定速度をアッサリ超えてしまう)ので、250cc~400ccの直列4気筒マルチエンジンのような楽しみ方は出来ない。普段より1つ高いギア+低い回転数で、大人しく走るような大人の自制心も必要だ。

これぞストリートファイターと言わんばかりの機敏な動き
これぞ猛獣という獰猛で俊敏な動き
それらを体感させてくれるなんでもアリのスーパーネイキッドが、Z1000 だ。

写真等で見るとだいぶマッスルボディに見えるZ1000だが、実際は非常にコンパクトにまとまっており「これでリッターバイクなのか」という驚きを覚える。正面から見て際立った凹凸もなく、まるでフルカウルバイクのようだ。小柄なヘッドライトは位置が極めて低いうえにリヤシート周りがスリム且つ短いため、中央に凝縮されたようなデザインになっている。※ウィンカーレンズ、クラッチレバー、ミラー、ロアカウル、スクリーン、スリップオンマフラーは社外製

鋭い眼光で『凄み』を生み出しているのがこのヘッドライトユニットだ。LED×4灯となっており、ロービーム時には中央の2つが、ハイビーム時には外側の2つも点灯する。
外側のライトの中央にはネコ科の動物が目を縦に細めたような影があり、猛獣の雰囲気が演出される。
ロービーム、ハイビームともにホワイト系の光が放たれ、夜間走行では明るくクリアな視界を得られた。

イグニッション、メーターパネル

イグニッションは ハンドルロック→ハンドルロック解除→ON とシンプル。
メーターパネルはハンドルバーの中央に設置されるという変わったマウントになっている。これによりマスクの小型化が実現したことが伺える。
タコメーターは4000rpm未満が縦のバーで表示され、4000rpm以上では上部のLEDに移行される。
メインのパネル内では、スピード、オド、トリップ(デュアル)燃料、平均燃費(瞬間)、航続可能距離、水温、時計等を表示可能。中でもエコノミカルライディングインジケーターという高効率の燃料消費状態を示すマークが表示されるのが特徴的だった。

エンジン

水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブエンジンは、出力142PS/10,000rpm、トルク11.3kg-m/7,300rpm。
このスペックが生み出す強烈なパワーと加速を体感できるように調整されたECUにより、常用の回転域においても猛獣を操る楽しさと緊張感が演出されている。
試乗車のオーナーより、購入時はアイドリングの低さが気になったという話しがあった。
アイドルスクリューは跨った状態からでも手が届きやすいので、気になる場合はいつでも調整可能だ。

エグリが深く上部が横に張り出した形状をしている。このエグリに膝や腿がほどよく納まり、ステップやハンドル、着座位置と合わせて絶妙なライディングポジションを生み出してくれる。これによるマシンとの一体感は最高だ。コーナー進入時のブレーキングでは、外側の腿をタンクに押し当てての減速もしやすい。私がZ1000で一番気に入ったのは、タンク形状も含めたライディングポジションだった。
容量は17リットル。エコノミカルライディングインジケーターを上手に利用(低燃費走行を維持)すれば、ロングツーリングでの強い味方になるだろう。

前席のシートはクッションがほどよく、違和感や不満は覚えなかった。サスペンションの働きも含めて、コーナリング中には路面からの情報を得やすく、立ち上がりでは強烈な加速をしっかりと受け止めてくれた。硬すぎず柔らかすぎず、でもお尻は痛くならず調度よい。Z1000 ABS のタンデムシートには、カラーリングに合わせたグリーンの生地が張られているのが面白い。ただし汚したら目立ちそうなのでそこは注意したい。バイクはシートもどんどん進化していることを実感できた。

ブレーキ、クラッチまわり

フロントのブレーキシステムは、ラジアルマスターシリンダー+ラジアルマウント4ポッドキャリパー+Φ310mmディスクローターという組み合わせ。しっとりとした感触で、握った分だけ効きコントロールしやすい。加速の鋭いZ1000だが、安心感を持たせてくれる心強さがあった。ABSは作動させていない。リヤブレーキキャリパーは、Φ250mmディスクローターとの組み合わせ。特筆することが無いほど制動力も操作性も問題は感じられなかった。クラッチはワイヤー式で、重すぎることもなく特筆はない。※レバーは社外製品

その他

・イグニッションキーは専用デザイン。
・カウルの立体エンブレムは高級感がある。
・横に寝たリヤサスはアジャストも可能。
・グリーンのスクリーンは個性的だった。
・4本出しスリップオンマフラーは調度良い排気音で、Z1000特有の吸気音も楽しめた。

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