「ハローキティ」の50周年を記念し、ホンダではスーパーカブ50/110のコラボモデルを受注期間限定で発売する。110の実車をいち早く撮影する機会を得たので紹介しよう! 今後、排ガス規制で生産終了する50および後継の新原付に関する新情報もお伝えしたい。
キティ50歳の誕生日にホンダ首脳がキティカブ110をプレゼント!
サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」が2024年で誕生50周年を迎える。これを記念し、特別なデザインを施した「スーパーカブ50・HELLO KITTY」(33万円)、「スーパーカブ110・HELLO KITTY」(38万5000円)が受注期間限定で12月12日に発売。購入するには2024年11月8日~11月24日の期間中に販売店で申し込みが必要だ。※速報はhttps://news.webike.net/motorcycle/417331/を参照
ホンダ熊本工場でメディア向けに110キティバージョンの実車が本邦初公開された。その模様をお伝えしよう。
ホンダとサンリオは2023年からコラボを開始。サンリオキャラクターがカブに乗るステッカーやキーホルダーを販売していた。そして、ハローキティの誕生50周年に合わせ、ついに車両とのコラボが実現したのだ。
ハローキティはサンリオの代表的キャラクターで、130の国と地域に展開。言わずと知れたスーパーカブも1958年のデビュー以来、世界で愛され、累計生産1億台を数える。この日本発の人気者同士がタッグを組むことになったのだ。
2024年11月1日、熊本工場内に設けられた特設ステージにはなんとハローキティが登場。さらにサプライズとして、本田技研工業の執行役でバイク関連の実質的なトップである加藤稔氏がコスプレしてキティにカギを贈呈した。
加藤氏は、1974年11月1月に誕生したオリジナルのハローキティが着ていたデニムのオーバーオール姿で登場。キティ50歳の誕生日プレゼントとして、ハローキティカブを渡したのだ。
ロゴやリンゴ、リボンのモチーフを各部にあしらう、こんな所にも!?
ハローキティ仕様は各部に専用アイテムを採用する。車体色には、アップルパイが好きで、赤いリボンをつけているハローキティをイメージしたマグナレッドをあしらう。各部にロゴやキャラクターを配置するが、特に立体成型のサイドカバーは手が込んでいる。
50ccは規制ギリギリまで生産、新原付はカブとディオが登場か
排ガス規制が適用される2025年10月末をもって、国内の原付一種(50cc以下)は生産終了となる見込み。ホンダはキティカブと同時に「スーパーカブ50・Final Edition」を発表したとおり、50ccのスーパーカブは絶版となる。ファイナルエディションはもちろん、キティカブ50もプレミア化する可能性があるだろう。
なお、当webの独自情報によると、キティカブの受注分は全て生産するとのこと。つまり2024年11月8日~11月24日の受注期間中に注文すれば、確実に手に入るはずだ。
生産終了のニュースを受けて、原付一種の新車は入手困難な状況が続いている。情報筋によるとホンダは2025年5月で生産を終了する予定だったが、排ガス規制が適用される同10月末まで増産する模様。現在までに販売店から注文されたオーダー分に対応していく予定という。
ホンダはタクトとジョルノをOEM供給し、ヤマハはジョグとビーノとして販売しているが、こちらも増産するようだ。
50ccの原付一種に代わって登場する新基準原付(排気量125cc以下で最高出力5.4PS以下の車両)に関しては、スーパーカブ110の新原付版が予告されている。さらに情報筋によるとディオ110の新原付版も登場する模様。2モデルとも価格は、オリジナルの110版より少し安くなるようだ。
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