ヤマハが欧州で2025年新型テネレ700と思われる予告動画を公開した。テネレ700はMT-07と同じ並列2気筒688ccエンジンを搭載するモデルだけに、新型MT-07同様のモデルチェンジが期待される。

電子制御スロットル採用の新エンジン搭載に期待

テネレ700は2014年にデビューしたMT-07のCP2(=270度クランクの並列2気筒)エンジンを採用して2019年に登場したアドベンチャーモデル。エンジン以外は完全に新作されており、ライバルと一線を画す高いオフロード性能から現在に至るまで高い人気を誇っている。

2023年モデルではカラーTFTメーターの採用やABSモードの改良などの小変更を受けているが、これまで大きなモデルチェンジは行われていない。そして、2025年型のMT-07がフルモデルチェンジしたことから、同系のテネレ700も新エンジンへの移行が期待できるのだ。

テネレ700が新しいCP2エンジンを採用すれば、電子制御スロットルを獲得することになるので様々な電子制御導入の可能性大。MT-07ではトラクションコントロールやクルーズコントロール、ライディングモード、Y-AMTを新採用しており、新型テネレ700の進化にも注目したい。

【参考】Ténéré700 ABS(2023)主要諸元

・全長×全幅×全高:2,370×905×1,455mm
・ホイールベース:1,595mm
・シート高:875mm
・車重:205kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 688cc
・最高出力:73PS(54kW)/9,000rpm
・最大トルク:6.9kgf・m(69N・m)/6,500rpm
・燃料タンク容量:16.0L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ダブルディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=90/90-21M/C 54V(チューブタイプ) / R=150/70R18M/C 70V(チューブタイプ)

【ギャラリー】この記事の画像一覧 (4枚)

この記事にいいねする


コメントを残す