ハスクバーナ 701ED ラリーカスタム

ここ数年、CRF250ラリーやテネレとか、ラリーモデルへの注目が集まってる感じがするんですよね。なんならアフリカツインとかBMW R1250GSなんかもラリーモデルなはず。ラリーにも様々な競技があるので、定義は色々だけどイメージが強いスタイルといえばラリータワーの装備。あと、長距離を安定して走り続けるという、広義の走破性も大事なポイント。

今回は、ハスクバーナの人気モデル701エンデューロのラリーカスタムを紹介していくよ。
オーナーはFOXさん

そもそも701エンデューロは、軽量な車体とビッグシングルの組み合わせによる高い走行性能と燃費を両立させた、ハスクバーナならではの高品質なエンデューロモデル。
オーナーのFOXさん曰く「701エンデューロはツーリングに最高なバイクですよ」と語るように、気軽に1000km以上のツーリングをこなすことができるという。
走りの完成度だけでなく、燃費面でも優秀でノーマルの701エンデューロでも満タンで300km近く走行できるとか。

そんな701エンデューロをさらに航続距離や各部の徹底したブラッシュアップ、そしてインジェクションコントロールなどを取り入れたのがこの701エンデューロ ラリーカスタム。

まずは外観から。

なんといっても目に付くのはフロントのラリータワー。ノーマルのグラフィックやアウトラインを残しつつ仕上げる方向性は、ハスクバーナへの強い愛情を持つFOXさんならでは。

692ccというビッグシングルにラリータワーという大柄なパーツを装着しているにも関わらず、シルエットは非常にスマート。

ハンドル周り

まずはラリータワー。RadeGarageのラリータワーF5。専用設計でスマートに装着可能な上、タワー部分にはドライカーボンを採用しているの高品質なアイテム。
価格的にもそれなりに高価ではあるものの、装着するだけで車体のイメージを大きく変更することができるラリー仕様には必須パーツ。

ちなみにさらに上位パーツとして、フルカウルラリータワーキットというのもあるらしく、FOXさんもいつかは装着する予定とのこと。

ラリータワー部には、BEROTECのタコメーター&油水温計、デイトナのボルトメーターを装着。
さらにラリータワーのマウントバーにiPadもマウント可能。ECUの状況もリアルタイムでモニターできるようにしている。

汎用OBD2診断機であるJDtechのOBDlinkを使用して、マシンの状況をアプリ(CarScanner ELM OBD2)に表示。
ECUのセッティングについては、ECU studioを使用。小型windowsPCを車載しておき、iPadでリモートアクセスしてコントロールできるようにしている。

 

ステムにはScott's Performanceのステアリングダンパーを装着。長距離ツーリングの疲労を軽減してくれるだけでなく、コーナリング時の安定感や、ガレ場での振れ制御、ジャンプ着地時の衝撃をしなやかにしてくれるなど、オフロードで非常に効効果が大きいパーツ。
ハンドルポストはBPRのSubDamperMountKit。これはポストとステムの間にダンパーを持たせたアイテムで、ハンドルに伝わる車体の振動を吸収してくれるという、これも長距離ツーリングで非常に効果的。

ハンドガードのベース部分はZETA ハンドガードマウント。一般的なハンドルマウントとは違い、転倒時にガードが回転してしまうことを防いでくれる。

ミラーはラリースタイル定番のDoubletake Mirror。取り外しが容易なので、トランポに積むときも便利だよ。

独特な形状の左ハンドルスイッチは、ハスクバーナのエンデューロレーサー用ウィンカースイッチ。他にないデザインだが、操作性は非常に高そう。

ミラーベース右にあるのは、McCruseのクルーズコントロール。高速道路を使ったツーリングで大きな効果を発揮してくれそう。

クラッチマスターシリンダーは、ハスクバーナの2ストエンデューロレーサーであるTE150i用。ピストン径がノーマルよりも小さくなることで、レバーの軽さを実現している。

タンク

純正のタンクはリアフェンダーの位置。FOXさんによると、「701シリーズはよく鍵が折れるんです」とのこと。
タンクのベース部分を交換することで、ACERBISのキーレスタンクキャップを使用できるようにし、鍵が折れるトラブルを解消。また、視覚的にもレーシーな印象を高めてくれる。

シート下にはラリータワーと同じくRadeGarageの増設タンク。2つのガソリンタンクにより航続距離は約400km。
このスペースを小物入れにしたりとかするパーツもあるとか。それはそれで便利そう。

ステップ・スタンド周り

ステップは、取り付け軸部分で前後20度まで稼働するPivotPegzのピボットフットペグ。ライダーの姿勢変化に追従しつつ、荷重をしっかりとかけ続けることができる優れもの。

ツーリングであると便利なサイドスタンドサポートは、ハスクバーナ純正オプション。

フロント周り

フロントホイールのリムは純正よりワンサイズ細いものに交換。これはハスクバーナのコンペモデルであるFR450Rallyを意識した仕様。タイヤはMichelinのモトクロス/クロスカントリー/エンデューロ向けブロックタイヤであるTRACKER。

フロントアクスルは、フロントホイールの取り外しを容易にしてくれるハスクバーナ純正アクスルプルに交換。

リア周り

ハスクバーナのFE250用スイングアームカバーを純正流用。
ドリブンスプロケットは、ハスクバーナ純正オプションのSupersprox。アルミとスチールのハイブリッド構造により、軽さと強度を両立させてる。チェーンガードはTMD。

リアディスクカバーはハスクバーナ純正。

バルブには空気圧センサーを装着。ブルートゥースにより、リアルタイムで空気圧の管理が可能。

エンジン周り

オイルフィラーキャップはZETA。目立ちにくいがウォーターポンプ内部には、ambro-racing製ウォーターポンプアップグレードキットを装着している。スペーサーと改良インペラで冷却水の流量を40%増やせるというアイテム。

エキゾーストパイプは、Tekmo Racingのチタンエキゾーストパイプで、さらにDRCのヒートプロテクターでカバー範囲を増大させる。

エンデューロモタードとでもいうべきカスタムバリエーション

徹底的にカスタムされた701エンデューロ ラリーカスタム。ハスクバーナを愛し、日々ロングツーリングを楽しむオーナーのFOXさんは、最近モタードホイールへのコンバートも楽しんでいるという。
ラリーモタードともいうべきスタイルで、ターマックラリーに最適化したかなり目を惹くカスタム。

前後ホイールだけでなく、サスペンション、トリプルツリーまで交換することで、足回りを徹底的にモタード化している。

トルクフルで走りの良さを見せるビッグシングルの心臓部と軽量なシャシー。そして高い燃費効率やサブタンクによる航続距離の長さを活かしたスタイル。
701エンデューロに限らず、これから注目のカスタムかも。

カスタムベースとしてもノーマルでも魅力あふれる701エンデューロの新車・中古車をチェック

FOXさんのように、様々なカスタムを楽しむことのできる懐の深さを持つ701エンデューロだが、軽量ハイパワーな素性の良さにより、ノーマルでも非常に魅力的なビッグシングルでもある。
気になった人はぜひ新車・中古車の情報もチェックしてみてね。

ギャラリーへ (27枚)

この記事にいいねする


コメントを残す

ハスクバーナ 701 ENDUROの価格情報

ハスクバーナ 701 ENDURO

ハスクバーナ 701 ENDURO

新車 18

価格種別

中古車 0

本体

価格帯 135.3~178万円

163.41万円

諸費用

価格帯 15.65~16.74万円

10.71万円

本体価格

諸費用

本体

万円

価格帯 ―万円

諸費用

万円

価格帯 ―万円


乗り出し価格

価格帯 152.04~193.65万円

174.13万円

新車を探す

乗り出し価格


乗り出し価格

万円

価格帯 ―万円

中古車を探す

!価格は全国平均値(税込)です。

新車・中古車を探す

【PR】ハスクバーナ 701 ENDURO 関連のおすすめ車両 関連のおすすめ車両

ハスクバーナ 701 ENDURO の新着車両 の新着車両