
スーパースポーツモデルを発表するなど、最近日本のでも目にする機会が増えた中国のバイクメーカーCFMOTO。そのCFMOTOがウェビックフェスティバルに、最新モデル「250CL-C」を試乗車として用意する。
写真提供:moto shopクロニクル
正規輸入代理店が日本初のショールームもオープン
日本ではまだマイナーな存在であるが、中国におけるバイクの進化は日本のメーカーも見過ごせない程に進化している。ヤマハとの協業が発表され、モトGPのチームスポンサーでもあるCFMOTOや、QJモーターやKOVEなどグローバル市場に向けて積極的なアピールが行なわれている。9月からCFMOTOの正規輸入代理店となったランドスケープが、10月19日(土)に行なわれるウェビックフェスティバルに出展するが、その中でも日本初公開となるクルーザーモデル「250CL-C」は、注目度が高いだろう。
なお、日本で初めて250CL-Cを販売するのは、CFMOTOを扱う千葉のmoto shopクロニクル。今回のウェビックフェスティバルで試乗車として用意されるパピオXO-1/XO-2なども販売しているので興味ある方はぜひ来店を。
CFMOTOが「ブリティッシュスタイルクルーザー」と表現するそのデザインは非常によくまとまっていて、クルーザー系のバイクが好みであれば「かっこいい」と思うはずだ。
メインカラーとして展開されているのが2トーンとなる「ティールグリーン」。
品と深みのあるメタリックレッドは「ボルドーレッド」と呼ばれる。
シンプルで日本で最も人気が出そうなのがこの「ネビュラブラック」だろう。 右がパピオXO-1、左がパピオXO-2。125ccのエンジンは6速ミッションを搭載する。
クラシカルなデザインに最新装備を満載
CFMOTOは250CL-Cのデザインを「ブリティッシュスタイルクルーザー」と表現しており、ティアドロップタイプのフューエルタンクやサドルタイプのシート、カットフェンダーなど往年の英車ベースのクルーザーカスタムを思い起こさせるスタイルだ。
クロニクルで撮影された250CL-C。登録も無事に完了し、ウェビックフェスティバルでは公道試乗ができる予定だ。
日本仕様は本国仕様と大きな変更はなく、スペックなども基本的に同一となる。
エンジンは水冷4ストロークDOHC単気筒249ccで、最高出力25.1PS(18.5kW)/9800rpm、最大トルク2.09kg-m(20.5Nm)/7000rpmを発生する。ミッションは6段リターンでアシスト&スリッパークラッチを採用、駆動方式はベルトドライブがチョイスされている。
フレームはトラスデザインで、アンダー部分の無いダイヤモンドタイプ。ホイールのサイズは前後アルミキャスト製の16インチで、フロント130/90、リア150/80というファットなサイズのタイヤをチョイス。フロントフォークにはフォークブーツが装着され、リアはベーシックなツインショックタイプとなる。
ブレーキはフロント、リア共にディスクタイプとなり、フロントのブレーキキャリパーはラジアルマウントが採用されている。また、デュアルチャンネル付きのABSや、トラクションコントロールも装備されているので安全装備に関しても高いレベルにあると言えるだろう。また、メーターにはTFT液晶タイプが採用され、灯火類にフルLEDを採用するなど各種装備は最新だ。
このバイクのデザインの要となるティアドロップ型のフューエルタンク。ペイントのクオリティも非常に高い。
ヘッドライト、テールライト、ウインカーには全てLEDを採用。シンプルなデザインで、カスタムにも向いていると言えるだろう。
ホイールサイズは前後16インチで、ABS付きのディスクブレーキを装備。フロントにはラジアルマウントキャリパーが奢られる。
駆動方式はハーレーも採用しているベルトドライブとなる。油の飛び散りがなく音も静かで、確実な駆動力を得ることができる。
日本の250ccクルーザー市場の台風の目となるか?
CFMOTOには元々2気筒の449ccエンジンを搭載した450CL-Cというモデルがあり、250CL-Cはその250cc版となる。フレームやボディパーツなどは基本的に450CL-Cと共通のものであり、そのクオリティは非常に高いレベルにある。そして、250CL-Cの車体構成はホンダのレブル250に近いものであり、ライバルとして想定したモデルと考えられる。また、2024年に正式発表されたスーパースポーツモデルの「675SR-R」も現在日本導入を準備中であり、年内には国内に上陸する予定だ。
兄弟車となる450CL-C。車体各部が共有されているが、倒立フォークを採用し、よりパワフルなDOHC2気筒エンジンを搭載している。
450CL-Cのバリエーションモデルとなる450CL-Cボバーは、リアにサイクルフェンダーを装備して、スタイリッシュなボバースタイルに仕上げられている。
3気筒の675ccエンジンを175kgという軽量な車体に搭載したスーパースポーツ675SR-Rも、年内に日本に上陸する予定だ。
現在250ccクラスのクルーザーモデル新車市場はレブル250の独占状態であり、その人気の高さは誰もが知るところだ。先日現行の2024年モデル受注終了が報じられ、2025年モデルではE-クラッチ搭載車も追加ラインナップされる可能性が高いことをWebikeプラスでも報じている。また、カワサキのエリミネーターは、400ccクラスでベストセラーの人気だ。
そんな加熱する日本のクルーザーモデル市場に投入される250CL-Cだが、日本での販売価格は61万5000円とレブル250とほぼ同等。デザイン的には近未来調のレブルに対してクラシカルな雰囲気に仕上げられているので、250CL-Cの方が好みというユーザーもいるだろう。
250CL-Cの直接的なライバルとなるホンダレブル250や400ccのカワサキエリミネーターを並べてみる。それぞれ魅力のある3台だけに、どれを選ぶか迷うところだ。
この250CL-Cには、先にも触れたように10月19日(土)に千葉のロングウッドステーションで開催されるウェビックフェスティバルで試乗できる。最新のクルーザーモデルのデザインや性能にいち早く触れたいというライダーは、ぜひウェビックフェスティバルに来て体感してほしい。
開催時間:9:00~16:00
開催場所:ロングウッドステーション(千葉県長生郡長柄町山之郷67-1)
入場料:無料
主催:株式会社リバークレイン
特設サイト https://www.webike.net/special/festival2024/
250CL-C主要諸元(2025)
・全長×全幅×全高:2210×805×1075mm
・ホイールベース:1470mm
・シート高:690mm
・重量:165kg
・エジンン:水冷4ストロークDOHC単気筒249cc
・最高出力:18.5kW(25.1PS)/9800rpm
・最大トルク:20.5N・m/7000rpm
・燃料タンク容量:13.5L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=130/90-16、R=150/80-16
・価格:61万5000円(税込)
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「買うときにお安くても、手放すときには…」を覚悟して選ぶべき商品になるだろうね。(-。-)y-゚゚゚
見た目は正直嫌いじゃない
ホンダや、ヤマハ等国内メーカーなら歓迎するモデル
ただ、現状では
国内リセールは絶望的で
貿易に出るかも怪しいので
乗り捨て覚悟になっちゃう
そうなるとリスクをはねのけてまでの
カリスマ性や実性能も無いとなると
結果買わない選択になるかなぁ
ヤマハがOEMでドラッグスターとして売らないか心配だがヤマハでメンテできるならマシかな?