ヤマハは2024年にYZF-R125やMT-125、XSR125を一気に3機種発売して話題になったのは記憶に新しい。そんな中、125ccスクーターをアジアから導入するというウワサがある。今回もターゲットは若者層でインドネシアやタイで人気の「Fazzio(ファッジオ)」を国内で発売する模様だ。
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原二スクーターでも若者を狙うか
ヤマハは現在インドネシアでアジア向けを中心としたモデルの製造を行っており、日本にも125ccの原付二種モデルが導入されている。スポーツモデルのYZF-125やMT-125、ネオレトロのXSR125はいずれも若い年齢層をターゲットに発売され、ホンダのモンキー125やグロムに17インチホイールの本格的な装備で対抗している。
そんなヤマハがインドネシアやタイで販売している125ccスクーター「Fazzio」が、2025年に国内導入される可能性が出てきた。ビーノなどに通じるレトロモダンな雰囲気を持つFazzioは、現在の主な販売国であるインドネシアやタイでは若者を中心に人気を誇っている。おしゃれなデザインで、普段着のままで気軽に乗れるスクーターであるFazzioは、日本の若者を巻き込むことができる可能性秘めているだろう。
スマートキーやスマホコネクトなど便利装備も充実
Fazzioのパワーユニットは環境に優しく信頼性の高い、最新のブルーコア125ccエンジンベースにしたハイブリッド仕様。このヤマハのハイブリッドシステムは、スターターモーターと発電機を一体化した「スマートモータージェネレーター」を使用したもので、スタート&ストップシステムと名付けられたアイドリングストップ機構も組み込まれている。アイドリングストップから発進する際の始動音が静かなのが特徴で、坂道や初期加速を補助する電動パワーアシストが力強い加速を実現している。
スマートキーシステムや現代生活には必需品ともUSB電源も標準装備されており、シート下には17.8Lという大容量のラゲッジスペースが設けられる。その他ヘルメットなどをかけておけるカラビナタイプのロックシステムを備えたダブルアイテムハンガーや、フロントパネル裏に設けられる収納スペースなど実用性の高さも魅力だ。
また、「Y-Connect」 アプリケーションを介してバイクとスマートフォンを接続し、バイクの情報や走行ログなどを管理することができるようになっており、フルデジタルタイプのスピードメーターにはスマートフォンのバッテリー、メッセージと電話の通知などを表示することが可能となっている。
モーターサイクルショーで公開!? 新基準原付仕様にも期待
Fazzioのインドネシアでの現地価格は2150万ルピアで、日本円にして約20万円となる。YZF-R25ABSがインドネシアで7083万ルピアで、日本円にすると約68万円で、日本での販売価格は税込で69万800円となっている。つまりインドネシアと日本の価格差はほとんど無いのでリーズナブル価格設定を期待したい。
ヤマハは今後自社製の125ccエンジンを使って原付モデルを展開すると予想されるが、Fazzioは新基準原付としてもぴったりのモデルになりそうだ。車体はホイールサイズが12インチで、現行の50ccモデルよりも一回り大きくなるが、インドネシア仕様のエンジンスペックが最高出力6.2kWなので、小変更で4kWバージョンにすることができるだろう。
Fazzioの国内仕様の詳細はまだ不明だが、2025年のモーターサイクルショーで初公開される可能性が高い。続報に注目して欲しい。
Fazzio主要諸元(2023・インドネシア仕様)
・全長×全幅×全高:1820×685×1125mm
・ホイールベース:1280mm
・シート高:750mm
・車両重量:95kg
・エジンン:空冷4ストロークSOHC単気筒124.86cc
・最高出力:8.43PS(6.2kW)/6500rpm
・最大トルク:1.08kg-m(10.6N・m)/4500rpm
・燃料タンク容量:5.1L
・変速機:CVT(無段変速)
・ブレーキ:F=ディスク、R=ドラム
・タイヤ:F=110/70-12、R=110/70-12
・価格:2150万0000ルピア(約20万円)
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このバイクだけじゃないが、元々二人乗り仕様の二種を新基準原付にする場合、タンデムステップはただ外せばいいとして、シートはどうするんだろう?
そのままだと基準に適合しないだろうからわざわざシングルシート作って付け替えるのかな?