
カワサキモータースは、注目のミドルクラス新モデル「W230」「メグロS1」、オフロードモデル「KLX230」「KLX230S」モタード「KLX230SM」についての発売予定次期を発表した。価格、諸元といった詳細情報も、今後公開されていく見込みだ。
予想より一足早いレトロネイキッドのエントリー!
2023年のジャパンモビリティショーでその姿を現した「W230」と「メグロS1」、そして「KLX230/S/SM」。共通コンポーネントとなる230ccのOHC空冷単気筒エンジンを搭載しているが、スタイリングはそれぞれ異なる。空冷単気筒エンジン自体が現在の国産ラインナップの中では貴重な存在といえるが、250cc以下クラスではオーソドックスなレトロネイキッドといい、オフロード、スーパーモタードモデルといい、いずれも現行機のカテゴリーではあまり選択肢がない。このため発表時から多くのファンの注目を集めており、発売時期の発表が待たれていた。
そして今年に入り、タイ、アメリカ、ヨーロッパといった海外で先行して各モデルの発売が開始。日本導入についても秒読みとなっていたところ、いよいよカワサキモータースは公式に国内発売予定次期を発表した。「W230」「メグロS1」2024年11月下旬、「KLX230」「KLX230S」も同じく2024年11月下旬の発売予定となり、予想よりも早い時期での導入となる見込みだ。また現行ミドルクラス唯一のスーパーモタードモデル「KLX230SM」はやや遅れ、2025年1月中旬の発売を予定。販売価格、諸元等の詳細な情報は「準備が整い次第お知らせ」とのことで、続報を待ちたい。
W230はWシリーズ末弟にあたる、オーソドックスなレトロネイキッドだ。海外ではブルーが登場。国内導入の可能性にも期待。
メグロS1はW230に、メッキタンクやオリジナルのマーキングを加えた仕様。兄貴分のメグロK3同様のタンクエンブレムも備えている。
両モデルのディテールや海外仕様は別記事でもまとめている。
KLX230は一時期日本でも販売されていたが、今回モデルチェンジして復活。ヘッドライトデザインなど大きく進化。
KLX230SMは国産ラインナップ唯一のミドルスーパーモタード。カテゴリーの人気は高く、ファン待望の新モデルだ。
両モデルのディテールや海外仕様は別記事でもまとめている。
・全長×全幅×全高:2125×800×1090mm
・ホイールベース:1415mm
・シート高:745mm(W230)/740mm(メグロS1)
・車両重量:143kg
・エジンン:空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒233cc
・最高出力:12.9kW/7000rpm
・最大トルク:18.6N・m(1.86kgm)/5800rpm
・燃料タンク容量:12L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=90/90-18、R=110/90-17
・価格:14万9900バーツ(約66万円、W230・タイ現地価格)、5599ドル(約80万円、W230・米現地価格)/16万7900バーツ(約74万円、メグロS1・タイ現地価格)
・全長×全幅×全高:2110×935×1185mm/2035×845×1125mm
・ホイールベース:1380mm/1365mm
・シート高:860mm/840mm
・車両重量:134kg/135kg
・エジンン:空冷4ストローク2バルブ単気筒233cc
・最高出力:13.2kW(18PS)/8000rpm
・最大トルク:18N・m(1.8kgm)/6400rpm
・燃料タンク容量:7.6L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=2.75-21、R=4.10-18/F=110/70-17、R=120/70-17
・価格:5680万ルピア(約54.5万円)/5630万ルピア(約54万円、ともにインドネシア現地価格)
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