
The dawn of a new era(新しい時代の幕開け)というタイトルでヤマハが欧州とアメリカでニューモデル発表の予告動画を公開した。そこに映るのはフルカウルのスーパースポーツ。そしてディテールはMT-09に近い。となるとYZF-R9が順当か!?
いよいよ3気筒スーパースポーツが発進へ
ヤマハが公開した動画には、レーシングスーツに身を纏ったライダーがブルーのスーパースポーツモデルに向かっていくシーンから始まる。そして、リアまわりが映し出されたバーンナウトのシーンではMT-09に似た装備が確認できる。最後に10月9日と表示して終了。
車体がMT-09系でフルカウルモデルとなれば、このニューモデルはYZF-R9と考えるのが順当だろう。Webikeプラスでは以前からヤマハがYZF-R9を開発していると報じてきたが、これがついに発表されるだろう。2022年にMT-07ベースのYZF-R7が発売されて以来、Rシリーズに新たな兄弟が加わるのだ。
MT-09は、120PSを発揮する888ccの並列3気筒エンジンを搭載したネイキッドスポーツで、ちょうど2024年にモデルチェンジしたばかり。姿勢角センサーやスライドコントロールなど最新の電子制御を備えており、最新鋭のプラットフォームがよりスポーティに調整されるだろう。
そして、欧州では2024年限りで公道版が生産終了したYZF-R1シリーズに代わり、公道走行が可能なヤマハ最高峰のスーパースポーツという位置づけになると思われる。レースでは、WSSPでドゥカティのパニガーレV4やデイトナ765RSなどと対決することになりそうだ。
YZF-R9 [予想CG] 編集部が制作したCGでMT-09をベースにフルカウル化した。新型YZF-R1と同様のウイングレットが装着されていると予想される
ヤマハによる予告動画。奥に見えるシルエットはブルーに塗られたフルカウルのスーパースポーツであるのは間違いない。ウイングレットがよく見えないが果たして装着されているだろうか?
ヤマハによる予告動画。ヘッドライト部分のアップだと思われる。ダクト部分にモノアイのヘッドライトを置き左側はポジション灯だろうか。その下にウイングのようなものも映されている。
ヤマハによる予告動画。バーンナウトする煙の中にリアまわりが確認できる。チェーンガードの形状はMT-09と同じ。リアサスの配置はMT-09と似ているが少し異なるようにも見える。
ヤマハによる予告動画。スイングアームのアクスルシャフトは中空でこちらもMT-09と共通。一方、5本スポークホイールはMT-09とは異なっている。
MT-09 Y-AMT [YAMAHA] 9月に発売されたばかりのクラッチレス仕様。他はSTDのMT-09と共通で、リアまわりがYZF-R9と思われる予告動画のモデルとかなり似ているのが分かる。
ヤマハによる予告動画
ヤマハによる予告動画の最後に一瞬だけ走行シーンがあり、全体のシルエットが確認できる。YZF-R9と見て間違いないだろう。
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