
ホンダのラインナップが多数「受注終了」しているとの情報が! 調査してみると、次期型に向けて受注終了しているモデルと、既に生産自体が終了したモデルがあることがわかった。中でも注目はレブル250。受注終了で大きな話題になっているが、果たして実際は……!?
ホーク11、CB1000R、CB250Rは殿堂入り!
国内4メーカー最大のラインナップ数を誇るホンダ。9月末現在、多くのモデルが「受注終了」になっていることがわかった。受注終了とは、工場で生産を終了しており、ショップに注文しても受け付け不可となっている車両を意味する(店舗在庫は購入可能)。
その数は実に10車種以上で、次のとおりだ。
ゴールドウイングツアー
CB1300シリーズ
ホーク11
CB1000R
X-ADV
NC750X
GB350/S
CB250R
レブル250
ADV160
PCX160
リード125
多くのモデルは次期型を控えての受注終了だが、ホンダのHPでもアナウンスされているとおりホーク11、CB1000R、CB250Rは現行型をもって生産自体が終了へ。次期型は登場せず、どうやら現行型でファイナルとなるようだ。
ホーク11は、CRF1100Lアフリカツインの並列2気筒を搭載したネオクラシックで2022年デビュー。市販車では珍しいFRP製ロケットカウルが魅力だったが、1代限りで殿堂入りとなりそうだ。
CB1000Rは2018年に登場したネオスポーツカフェの旗艦。旧CBR1000RR系の水冷直4をモダンデザインのボディに搭載していた。今後は後継としてCB1000ホーネットが登場予定だ。
CB1000R(167万900円~)の紹介ページには「2024年7月生産終了モデル この情報は2024年7月現在のものです」とある。
CB250Rは、海外向けのCB300Rを国内向けに250cc化したモデル。CB1000R譲りのデザインを与え、2018年にデビューした。海外仕様の300は既に2025年型が発表されているが、日本向けの250は今後設定されないようだ。
CB250R(56万4300円)は「2024年8月生産終了モデル」とホンダがアナウンス。DOHC4バルブやラジアルキャリパーなどの豪華メカを備えていた。
GB350、PCX160、X-ADV、NC750Xは次期モデルの登場待ち
さらに気になるモデルについても触れたい。人気モデルのGB350/Sは今期生産台数に達したため、9月中旬に受注終了。今後登場する2025年モデルが待たれる。ただし2024年10月10日発売のGB350Cは受注可能だ。
快速コミューターのPCX160は受注終了したが、125はまだ受注可能。執筆時点では、11月頃まで納車できるようだ。PCXシリーズは、2021年から大幅な変更がなく、そろそろビッグチェンジされても不思議ではない。ちなみに、インドネシアでは6月にヤマハから「NMAXターボ」なる電子制御式CVTを採用した新型が登場しており、どうライバルに対抗するのか注目される。
X-ADVはすでに欧州で2025年型が発表されているので、これが日本仕様として導入されるのが確定的。同系エンジンを搭載するNC750Xも11月のミラノショーで新型が発表されたら日本にも導入されるだろう。なお、ゴールドウイングツアーは、2025年は50周年イヤーなのでアニバーサリーモデルの登場を期待したいところだ。
GB350/Sは次期型待ちだが、よりクラシカルなスタイルを追求したGB350C(66万8800円 写真)は受注可能。
PCX160(41万2500円)は受注終了。次期125とともに新型はモデルチェンジか? ちなみにインドネシアで兄弟車ADV160の2025年型が発表されたが、こちらは色変更のみだった。
レブル250が生産終了? 来春頃にEクラッチもクル!?
中でも注目したいのはレブル250。ホンダのWebサイトに告知はないものの、情報筋によると「8月2日に生産終了の案内が出て、当日に受注終了した」という。
今のところ現行型の生産は行われておらず、2025年型の登場を待っている状態だが、次期型で2020年以来のモデルチェンジを受けると予想したい。
次期型ではEクラッチ仕様の導入が期待される。Eクラッチは、2024年型CB/CBRR650Rを皮切りに採用拡大が予告されている新システム。マニュアル車ながら、発進から変速、停止までクラッチレバーなしでライディングでき、レバーを握るだけで瞬時にマニュアル操作が可能になる。
Eクラッチは、エンストせず、渋滞時や極低速時にクラッチレバーを握らずにシフト変更できるため、ビギナーにも重宝される装備。エントリーユーザーに人気の高いレブル250にEクラッチが搭載されれば、一段と支持されることだろう。
レブル250Eクラッチ仕様車の予想CG。エンジン右側にEクラッチの専用ユニットが追加されるハズだ。
最新の電子制御技術で、クラッチを最適に自動制御してくれるホンダEクラッチ。レバーに触れるだけで一般的なマニュアル操作が可能で、機能をオフにもできる。
レブル250は2017年にデビューし、2018年から6年連続でベストセラーを記録。軽く取り回ししやすい車体と、690mmの低シート高による足着き性、シンプルなボバースタイルが支持されている。
2020年のマイチェンでは、灯火器を全てLED化するなどで装備を充実。また、ヘッドライトカウルやフォークブーツなどを装備したレブル250 Sエディションも追加した。そろそろメカ的に手直しを加えるタイミングでもあるだろう。登場予想時期は不明だが、来春頃になるか? 続報を待ちたい!
現行のレブル250(61万500円~)。くさび型の独特なスタイルと軽快な車体、意外なスポーティ性能などが特徴だ。2020年型で4眼LEDヘッドライトなどを獲得した。
この記事にいいねする
個人的な予想ですが、新型はCT125よろしく価格アップが予想されます、機能アップもあるでしょうけど。現行モデルで十分という方は急いだほうがいいかもー
レブル250等のAT限定免許で乗れる車種の販売を期待
よろしく