ヤマハ発動機は、新型「YZF-R1」のレースベースモデルを2025年2月28日に発売する。予約期間限定の受注生産で、価格は244万2000円。予約期間は1次受付が2024年9月25日(水)~10月9日(水)、2次受付が2024年10月10日(木)~11月29日(火)となる。
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海外先行発表の新型YZF-R1がまずはレースべースで発売!ウィングレット&新規足回りを採用
先日ヨーロッパ、北米で先行発表された2025年モデルの新型「YZF-R1」。フロントマスクに大型のカーボン製ウィングレットを新装備した外見が話題を呼んだ。MotoGP参戦マシンからフィードバックされたこの新装備は、高速域でのダウンフォースを発生させ、アンチウィリーエレクトロニクスを効果的に発揮。操作感、接地感の向上にも寄与する。
さらに足回りにも強化が施されており、フロントフォークには新型のKYB製フロントサスペンションを採用。ベースバルブを追加した新機構、左右独立式の伸圧減衰を備えている。ブレンボ製フロントブレーキシステムも更新されており、モノブロックキャリパー「Stylema(R)」とラジアルマスターシリンダーを採用することで、ブレーキング性能も引き上げられた。また、シートレザーのマテリアルが変更されており、グリップとホールド性も改良されている。
公道モデルにも期待がかかる新型YZF-R1だが、まず発売のアナウンスがかかったのはレースベース仕様から。こちらは予約限定の受注生産となっており、受付期間は第1次が2024年9月25日(水)~10月9日(水)、第2次が2024年10月10日(木)~11月29日(金)と、約2か月間のみ。カラーは「マットダークグレー」1色だ。価格は244万2000円と、従来からは16万5000円と大幅なプライスアップが設定されたが、新排ガス規制によりYZF-R1自体の存続が危ぶまれている今、レースベースへの注目もひときわ高まっている。
問い合わせは全国のヤマハオンロードコンペティションモデル正規取扱店まで。
YZF-R1 レースベース車(2025)
発売日:2025年2月28日
メーカー希望小売価格:¥2,447,000
マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)【新色】
参考:YZF-R1(海外/2025)主要諸元
・全長×全幅×全高:80.9×27.2×45.9in
・ホイールベース:55.3in
・シート高:33.7in
・車両重量:448lb
・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒998cc
・燃料タンク容量:4.5bal
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-17、R=190/55-17
・価格:18999ドル(約271万円)
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