
GB350の新バージョン「GB350C」の発表が近づいてきた模様。いよいよ10月10日頃に発売されるとの噂だ。数々の専用装備を与え、価格は66万8800円になると予想される!
目次
C=Classicalな専用装備満載、車体色はショーと同じ2色か
2024年春のモーターサイクルショーでホンダが披露した「GB350C」は、ベストセラーであるGB350に新追加される派生モデル。専用の外装やマフラーでClassical(=C)な出で立ちを強調している。
8月28日にホンダのWEBサイトやSNSに「GB350C Coming Soon」の画像が突如公開。発売時期が近いと予想されてきたが、より詳細な噂が当web取材班に飛び込んできた。これによると発売は10月10日頃になるようだ。
車体色はショーで展示されたプコブルーとガンメタルブラックメタリックの2色。価格は66万8800円になると予想したい。
STDのGB350が56万1000円、スポーティなGB350Sが60万5000円なので、STDからは10万円以上の値上げとなるが、これは後述するように専用装備を多数盛り込んだ結果と見られる。
大阪モーターサイクルショーに展示されたGB350C(ホンダ 市販予定車)。1960年代以前のバイクらしい前後ディープフェンダーや、ヘッドライトステー一体型のフォークカバーなどで往年の雰囲気を醸し出す。
会場には前掲のプコブルーのほか、ガンメタルブラックメタリックも展示されていた。
外装はほぼ全てが新作、本物のクラシック感を追求した
GB350Cは、インドで既に「CB350」の車名で発表。「The Standard Classical Motorcycle」が開発コンセプトだ。
STDのGB350に対し、ほぼ全ての外装を新設計。ロー&ワイドのイメージを強調する大型フェンダーやメッキ仕上げのヘッドライトカバー、燃料タンク、サイドカバー&立体エンブレム、大型フォークカバー、キャブトンマフラー、セパレートタイプのブラウンカラーシートなど多岐にわたる。
これによりSTDより一段とクラシックで重厚な雰囲気を実現。ライバルであるロイヤルエンフィールドのクラシック350やブリット350のような本物感を狙ったと見られる。
GB350Cは、フロントからテールに向けて、ゆるやかに落ち込む尻下がりのフォルムを実現。足まわりやエンジンスペックに変更はないが、キャスター角はわずかに寝かされている。
車重はSTD比で7kg増、3車の装備をまとめてみた
348ccSOHC空冷単気筒や鋼管セミダブルクレードルフレームなどの車体はSTDを継承するが、装備追加により車重はやや重くなるようだ。STDの179kgから7kgほど増えるらしい。
なお、足着き性に関してはシート高800mmのSTDとほぼ同じとなるはず。ショーでGB350Cの実車にまたがったところ、サイドカバーはSTDよりフラットな形状ながら、太ももが広がり、さほどSTDと足着き性は変わらなかった。
また、正式なアナウンスはないものの、ハンドルがわずかに低く遠くなっている印象。より旧車的な雰囲気と言える。
ハンドルが若干低いため、上体が直立しながらもSTDより少し前傾。ステップ位置はSTDと同様でヒザの曲がりが緩やかだ。足着きは両方のかかとが浮く。※ライダー:身長170cm&体重65kg
GB350のライポジ。シート高は800mm。差はわずかながら、よりアップハンドルでグリップ位置が手前だ。
GB350Sはスポーティ仕様。エンジン特性がより活発で、スタイルも軽快だ。バーハンドルがSTDより5mm低く、形状も異なるため、やや上体が前傾する。
なおGB350CとSTD、Sとの装備をまとめたのが下の表。今後はスタイルと個性が別れた3グレードから選べることになり、選択肢が広がることになる。登場が楽しみだ。
3モデルの装備比較。GB350はSTDをベースにしつつ専用装備を奢るだろう。
CB350C 主要諸元※予想
・全長×全幅×全高:2205(2180)【2175】×790【780】×1105【1100】
・ホイールベース:1440mm
・シート高:800mm
・車重:186(179)【178】kg
・エンジン:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 348.36cc
・最高出力:20PS/5500rpm
・最大トルク:3.0kg-m/3000rpm
・燃料タンク容量:15L
・変速機:5段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/90-19、R=130/70-18【150/70R17】
・価格:66万8800円※予想、(56万1000円)、【60万5000円】
※()内はSTD、【】内はS
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