ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、ホンダ「リード125」についてオーナーの生の声をお届けします!
目次
ぶっちゃけホンダ「リード125」ってこういうバイク!!
2024年9月現在、ホンダの原付二種スクーターのラインナップは3台。実名をあげればディオ110、PCX125、それに今回紹介するリード125です。なぜ同じ排気量クラスに3台もの原付二種スクーターがあるのか? それは価格の違いを見てもらうとよくわかります。
というのも原付二種スクーターは、「維持費が安い」、「50ccのような30km/h制限がない」、「50ccと同様バス専用レーンの通行が可能」、「公共の駐輪場が利用しやすい」……といった利便性の高さから通勤通学、つまり“日常の足”としての需要が高いのです。
なのでとにかく安くて乗れればいいという“価格重視のディオ110”もあれば、逆に趣味性の高いモーターサイクルとしての需要を満たすような“高級志向のPCX125”もあるというわけです。この2台の原付二種スクーターの間には15万円近い価格差があり、その間を埋めているのがリード125で、ディオ110ほどの激安仕様車ではないものの、トラクションコントロールシステムを搭載するPCX125のような至れり尽くせりの豪華装備車ではないと言ったところでしょうか。……とはいえ現行モデルのリード125には、アイドリングストップ機構やスマートキー、USB Type-C(3A)、37ℓのシート下スペースなど、リード125にも十分利便性を高める装備が詰め込まれています。またカラーリングに関しても、実用的なシックな配色に加え、趣味性の高さを感じさせる明るい色が用意されていることも特徴と言えるでしょう。
ちなみにリードは歴史も古く、ホンダのラインナップにその名が登場したのは今から40年以上前の1982年。当時は2ストロークエンジンで50、80、125のリードがラインナップ。以来リードと言えば2ストモデルでしたが、排出ガス規制強化のあおりを受け2008年に4ストローク110ccエンジンを搭載したリード(JF19)が登場。
その後、2013年のフルモデルチェンジで125ccエンジンを搭載して車名がリード125(JF45)に。2017年(JF45/外観変更&アイドリングストップ機能追加)と、2022年(JK12/スマートキー機能追加)のモデルチェンジを経て現行モデルに至っています。中古車を選ぶ際はこの辺りの装備の違いを留意しておくといいでしょう。
Webikeユーザーはリード125をどう感じている?
リード125
新車平均本体価格:31.33万円
中古車本体価格:27.66万円
口コミ件数:33件
※データは2024年9月2日現在
オーナー平均満足度は5点満点中で4.13(評価人数:327人)
特筆すべきは、「積載性」の4.72点を筆頭に「走り」、「燃費」、「とりまわし」といった項目が4以上をマークしており、オーナーの多くがリード125に満足していることを表しています。「積載性」に関しては「ジェットヘルとカッパ、グローブ、タオルなどを入れてもまだスペースがある」と言った声も見られました。
一方、一番評価が低いのは「メンテナンス性」で3.47点。オーナーによるバイクレビューを見ると「給油中ガソリンがこぼれやすい。(給油口の設計が悪い)」といった意見も見られました。また元気に走られる方のレビューには、「ブレーキの効きがあまい」なんて声もありました。
リード125のざっくりまとめ
よいところ
・とにかく荷物が積める(シート下に37ℓ、フロント側に小物入れ、リヤキャリア標準装備)
・燃費がいい(WMTCモード値燃費:49km/ℓ)
・LEDライトも明るくて、夜道はとても走りやすい
悪いところ
・フロアボードの縦幅の空間がやや狭く窮屈
・キャラクター的にロングツーリングには向かない
・給油口にノズルを差し込む際、こぼれないよう気をつけて給油する必要がある
リード125オーナーの声
ここでは数ある口コミの中でも、最新型のJK12(2022年〜)について特に印象的だった声を紹介します。
購入動機・用途・比較車種 | 前機種のリード125(JF45)が突然のトラブルに見舞われ、アクセルオンでエンジン停止する症状に。色々とマニュアルで調べるが、最終的に5年経過している事も考えて新車を購入。新型はエンジンその他が一新されていて、前機種の知識は全く通用しない(スマートキーだったり、コネクター類の形式も別物)燃費は相変わらず抜群。 |
---|---|
長所・満足な点 | 4バルブ化したエンジンは力強くてトルクも太くなった。排気音からして違う。連動ブレーキも一新されていて、とにかく簡単な構造になった。LEDライトも明るくて、夜道はとても走りやすい。USBコネクターも便利に使え、ドリンクホルダースペースが拡大したお陰で、いろいろなものが収納出来る(充電出来る)。 |
短所・不満な点 | ・クラッチの強化のせいか、超低速が苦手。駆動が突然無くなる感じ。 ・メットインスペース形状のせいか、全体的にやや狭くなった感じ。JF45では収納出来ていたメットが上部に引っかかる。 ・色々と一新したせいで、前車から流用できるパーツ類は極僅か。 |
これから買う人へのアドバイス | IC不足のせい生産台数が不足していて、好きな車体色を選ぶ場合は二ヶ月とか待たなくてはいけない。オプションパーツすら直ぐに入手出来ない状況。在庫の車両を選ぶか、店を探さなくてはいけない。 積載性、燃費に加え、力強くなったエンジンは他にはないもの(PCXより安価な点も重要)スマートキーは慣れると超便利。 |
購入動機・用途・比較車種 | 通勤等、近・中距離の移動手段に。Dio、PCX、シグナス✕、Addressと比較し、収納の広さと車体の大きさ(自宅の駐車スペースに停められるか)で比較し、LEADに決めました。 |
---|---|
長所・満足な点 | ・滑らかで穏やかな走りが上質感を味わわせてくれます。とても気持ちがいいです。 ・125ccで車重も重くないのに意外とどっしり安定して走ります。加速も申し分ありません。 ・ATなので気負わずに乗れるのもいいです。普段はMT車が好きですが、ATにはATの楽しさがあると感じさせてくれます。 ・シート下の収納が広いので、出先でちょっと買い物し過ぎてしまったというときにも心強いです。 |
短所・不満な点 | ・シート下の収納は広いのですが、少し浅いです。手持ちのシステムヘルメットを入れるとシートが閉じられなくなりました。ジェットヘルメットは問題なく入りました。 |
これから買う人へのアドバイス | - |
購入動機・用途・比較車種 | ヘルメットとレインウェア、タオルなど小物が入るメットインスペースの広さ、燃費の良さ、比較車種はリード110。 |
---|---|
長所・満足な点 | エンジンに関して物足りなさは感じない。アイドリングストップでエンジンの止まるタイミングもよく、走り出しもタイムラグなくスムーズ。コンパクトでそれでいてリア周りの膨らみに重量感があり個人的に好みなデザイン。シート表面の細かい凹凸と撥水は地味にいい。あと、スマートキーはありがたい。 |
短所・不満な点 | 最大の不満は路面の凹凸を吸収できていない足回り。次に、走行時のエンジン音が耳につく。 あとは、慣れや好みの領域になるけど、キーをオンにした時に度々反応しないスタートスイッチ。(コツがあるのか?)。フットステップは、縦幅の空間が狭いことと、地面に対して水平ではなく傾斜がついている点。 |
これから買う人へのアドバイス | - |
リード125のライバルをチェックする
フルフラットなフロアボードで、足元に荷物がおける利便性の高い125ccクラスのスクーターのライバルはというと? 同じホンダにはディオ110。ヤマハがシグナス グリファス、アクシス Z。スズキがバーグマンストリート125EX、アヴェニス125、アドレス125、アドレス110(生産終了)。
ただ各社のモデルは20万円前半から30万円後半と価格にばらつきがあり、リード125と同じ30万円代のモデルというと、シグナス グリファス、バーグマンストリートEXあたりがライバルと言えそうです。
それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2024年1月23日現在です。
YAMAHA シグナス グリファス
オーナー平均満足度:4.08(評価人数:167人)
新車平均本体価格:35.63万円
中古車平均本体価格:29.83万円
口コミ件数:8件
SUZUKI バーグマンストリートEX
オーナー平均満足度:4.28(評価人数:33人)
新車平均本体価格:28.84万円
中古車平均本体価格:27.76万円
口コミ件数:2件
この記事にいいねする