【海外】新型CB400に対抗！？ 4気筒450ccのネイキッド「450R」がKOVEから登場

2024年8月29日

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【海外】新型CB400に対抗！？ 4気筒450ccのネイキッド「450R」がKOVEから登場

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市本行平

中国のKOVE MOTOが、ネイキッドの450Rを公開した。搭載している並列4気筒エンジンは、先にリリースされている450RRと共通。フルカウルとネイキッドの2本立てという王道戦略でラインナップ拡大を図っている。

写真：Webike China

ホンダとカワサキに対抗か

KOVE MOTO（コーベ）から、新たに4気筒450ccエンジンを搭載した「450R」が登場した。コーベは、日本でも450ラリーが発売されコアなライダーには知られているメーカーで、ダカールラリーやWSSP300など世界のレースでも存在感を見せ始めている。

2023年にはカワサキのZX-4Rと同時期に並列4気筒450ccのスーパースポーツ「450RR」をリリースして注目され、今回はこれをベースにネイキッドの「450R」を開発。カワサキZ1000に似た2眼ヘッドライトのストリートファイタースタイルが特徴だ。

中国ではカワサキのZX-4Rが人気となっており、450RRは大幅な低価格で対抗。さらにネイキッドの450Rは、ホンダが中国で発売するとウワサになっている新型CB400／CB500だけでなく、カワサキが4気筒400ccネイキッドを出すとしたら、それにも対抗できるだろう。

フルカウルモデルをベースにネイキッドを開発する例は、日本メーカーでもお馴染みの王道パターン。ホンダの新型CB400／500にフルカウル仕様があるかは不明だが、現地ニーズに対応しライバルに対抗するためにも、将来的には2本立ての戦略が見られるかも知れない。

450R [KOVE MOTO] 先行して発売されている450RRをベースにしたネイキッド仕様。シャープなデザインのストリートファイターでカワサキのZ1000に似たイメージだ。

フレームは450RRでアルミ製とされる。装備重量は450RRと同じ165kgと公表されており、ZX-4Rの190kgよりも大幅に軽い。スイングアームピボットはエンジン後端を貫通している。

ヘッドライトは2眼で中央に吸入口を配置。また、シュラウド部分にも吸入口がある。

パイプハンドルは高めにセットされている。メーターはTFTディスプレイだと思われる。

燃料タンクは450R専用デザインで容量は17L。シュラウドがアクセントになっている。

前後シートはセパレートタイプ。テールカウルは450RRと微妙にデザインが異なっている。

フロントは倒立フォークにWディスクの組み合わせ。450RRでは径300mmのディスクを採用している。

ガルアーム状のスイングアームにショートマフラーをセット。リアサスはリンクレスのようだ。

450RR [KOVE MOTO] フルカウル版はネイキッドよりもハイパワーで70PS/13000rpmを発揮。現地価格は3万9800元（約81万円）でZX-4Rの6万9800元（約142万円）より大幅に安い。

450R主要諸元

・全長×全幅×全高：2010×830×1298mm
・ホイールベース：1385mm
・シート高：795mm
・車重：165kg
・エンジン：水冷4ストローク並列4気筒 443cc
・最高出力：65.2PS/12000rpm
・最大トルク：4.08kg-m/9000rpm
・燃料タンク容量：17L
・変速機：
・ブレーキ：F＝Wディスク、R＝ディスク
・タイヤ：F＝120/70-17、R＝160/60-17

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