中国では9月中旬に重慶モーターサイクルショーが開催されるが、そこで発表されると思われる新型車「CGX150」がリークされた。スタイルはまるでGB250クラブマンのようで、カフェレーサー仕様も用意されている。

エンジンは空冷単気筒でXSRよりもクラシック

中国でリークされたCGX150は、ホンダの合弁会社である五羊ホンダの小型車で、同社の150cc/125ccエンジンを使ったニューモデルと思われる。現地の登録情報によると、エンジンは空冷単気筒149ccで約12PSを発揮する実用的なスペックとなっている。

また、リークされた写真によるとCGX150は3つのバリエーションを用意している模様。シンプルなトラディショナルスタイルやスクリーンとバッグを装着したツアラータイプ、シングルシートのカフェレーサータイプから選べるようだ。

スタイルはこれまでの五羊ホンダの小型車では見られなかったネオクラシックとし、かつてホンダが日本で発売したGB250を彷彿とさせるもの。五羊ホンダは、近年クロスカブ110を現地で発売しており、それに続く趣味モデルとしてマーケットを拡大させることが狙いだろう。

ホンダは、2020年にインドを主要マーケットにハイネスCB350をリリースし、翌年GB350として日本に導入した経緯がある。また、ヤマハがXSR125を日本に正規導入しセールスが好調という背景もあるので日本での発売も期待したいが、可能性は未知数。続報が入り次第お届けしたい。

元祖GB250クラブマンは1983年にデビュー

GB250クラブマンは1983年12月に発売。1960年代イメージの伝統的スタイルを盛り込みつつ、エンジンなどのメカニズムはオフロードモデル譲りの最新型を採用したスポーツモデルで、わずか145kgの車体に単気筒ながら30PSを発揮するエンジンを搭載していた。

ベースはエンジン、フレームともに同年に先行発売されたCB250RSを採用。4ストシングルスポーツのCB250RSはレプリカブーム期に入っていた時代にあってヒットせず、CBをアンチレプリカのGBに変更することでロングセラーモデルになった。

なお、GB250クラブマンを皮切りに1985年にはGB400/500TTやロケットカウル付きのGB400TTマーク2も発売された。そして、この「GB」の名は2021年になってGB350に受け継がれ、日本国内で大ヒットしたのは記憶に新しい。その元祖がGB250なのだ。

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    売れるからいいんだろうけど、こういう新しいものが何もない懐古趣味な車両ばかりになるのはどうかなあ、と思いますね。カワサキみたく昔の何とかを焼き直してますよりはちょっとマシな気がするけど似たり寄ったりで後ろ向きなきがしますね。

  2. ホンダシングル愛好者 より:

    いやwwwそんなに似てねぇだろwww
    「初代GB250」と言えば「バリ速い単気筒エンジンと、それにそぐわないクラシカルなデザイン」で、なかなかに「とんがったバイク」だったのが、モデルチェンジのたびに「プアマンズSR400」のようなバイクになっていった…そんなバイクですかね。
    ちなみにベースは「不発に終わったGB250RS」ではなく「1983年5月発売の『CBX250RS』」ですので、お間違えの無いようにwww
    https://www.bikebros.co.jp/catalog/1/6_12/

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