オーナーが語る！「GSX-S1000」ってぶっちゃけどうなのよ！？【オーナーレビューまとめ】
GSX-S1000
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ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、スズキ「GSX-S1000」についてオーナーの生の声をお届けします！
目次
ぶっちゃけスズキ「GSX-S1000」ってこういうバイク！！
2015年に登場したGSX-S1000。最大の特徴はスーパースポーツモデルであるGSX-R1000由来のハイパワーエンジンを搭載したスポーツネイキッドであることでしょう。このK5と呼ばれる水冷直列4気筒998ccエンジンは、スーパースポーツ系のエンジンでありながらトルクフルで味わいのあるキャラクターが特徴です。確かに、最新ではなく、2005年当時のGSX-R1000エンジンではありますが、このロングストローク設定の直列4気筒エンジンはトルキーなエンジン特性で中低速でのパワーフィールがよくて扱いやすく、直４エンジンでありながら味わいも出せるというのが特徴。そんなキャラクターから長年GSX-Sシリーズに採用されているわけです。
そんな定評あるエンジンを使って作られたスポーツネイキッドモデルがGSX-S1000です。バーハンドルにネイキッドスタイルですがスポーツ性に拘っており、とにかく素性のいいK5エンジンの良さを引き出すような車体設計が行われており、ツーリング先の峠道はもちろんですが、サーキット走行も十分楽しめるようなキャラクターになっています。
2024年現在、これまでに行われたGSX-S1000の大きな仕様変更は2021年のフルモデルチェンジの1回です。このフルモデルチェンジで外観は若干丸みを帯びたフォルムから現在の直線を多用するエッジを効かせたものに変更されるとともに足着き性もアップ。またエンジンまわりに関しても電子制御スロットルを採用したことでエンジンレスポンスが緻密化。トラクションコントロールシステムが緻密化され、３つの出力モードもこの2021年以降のモデルに備わっています。
ということでモデルの変遷を大まかにまとめると2015年～2020年のGSX-S1000（GT79A＆GT79B）。そして現行モデルである2021年以降の電子制御システムS.I.R.S.（スズキ・インテリジェント・ライド・システム）を搭載したGSX-S1000（EK1AA）があることになります。また2015年～2020年までは、フルカウル仕様でスクリーンを備えたのGSX-S1000Fも併売されていました。
WebikeユーザーはGSX-S1000をどう感じている？
GSX-S1000
新車平均本体価格:136.11万円
中古車本体価格:104.05万円
口コミ件数:52件
※データは2024年8月13日現在
オーナー平均満足度は5点満点中で3.71(評価人数:484人)
特筆すべきは、４点以上の項目がとりまわし、走り、ルックス。中でも走りに関しては4.69点とかなり高く、ユーザーはGSX-S1000の走行性能に満足している人が多いことが伺えます。
一方、点数が低いのは積載性で2.1点。これはスポーツネイキッドとはいえGSX-S1000とツーリングに出かける方が多く、荷物が積めないことに不満を抱いているライダーが多いことを表しています。また兄弟モデルに、積載性の高いGSX-S1000GTやGSX-S1000GXがいることも、この積載性の評価の低さにつながっているかもしれません。
GSX-S1000のざっくりまとめ
よいところ
・トルクフルなK5の直４エンジン。
・コストパフォーマンスがいい。
・2021年モデル以降はさらに足着き性がいい。
・MotoGP由来のトラクションコントロールは設定が過激。
悪いところ
・燃費が悪い（WMTCモード値：17.0km/L）。
・メーターがGTやGXと違いフルカラーTFTじゃない。
・リッタバイクらしい重さを感じる。
・GTやGXに比べて積載性が悪い。
GSX-S1000オーナーの声
ここでは数ある口コミの中でも、2021年以降の現行モデルGSX-S1000（EK1AA）について特に印象的だった声を紹介します。
| 購入動機・用途・比較車種 | 見た目がドンピシャで購入したBMW:S1000Rだったが、エンジンの完成度の低さが当初から気になっていた。持病のカムチェーン異音があり、対策型テンショナー等で対応したが、あっさり再発。うんざりしていたところ、なんとなく立ち寄ったバイク屋でGSX-S1000(旧型)があり、エンジンかけてもらうと、なかなかにいい感じ。元々GSX-R600を乗っていたこともあり、やっぱりスズキのエンジンはいいなーと！ さらに、GSX-S1000がモデルチェンジで好みの外観に！！ 早速、現車がある他県バイク屋で見積もりしてもらうと、S1000Rもいい感じの下取り価格となり、そのまま購入決定！！ ワクワク！！ |
|---|---|
| 長所・満足な点 | ・静かなエンジン、リッター4気筒の気持ち良い排気音(始動時、アイドリングはニヤニヤしてしまう) ・若干前傾となるポジション(当方、低身長) ・19Lタンク、軽いクラッチ ・日本車っぽくない見た目、特に横からのシルエットが最高！ ・横幅はさすがリッターといったところだが、全長は短く400ネイキッドのようなコンパクトな車体 ・エンジンパワー、出力特性（周りの車がパイロンと思えるほどに） ・街乗りでは無敵の乗り味（免停注意） |
| 短所・不満な点 | ・メーターの照度不足。晴れた日の逆光では、速度、ギアポジションインジケーターぐらいしか見えない。ヘルメットのスクリーンをクリアにしたくなるほどに暗い。デザインも昔のゲームボーイのようで×。スズキクオリティ...。GSX-S1000GTのTFTメーターがほしい...（2024年式からはバックライトが白色となったようで...）。 ・デザイン性皆無のミラー⇒納車後すぐハイサイドミラーへ交換。 ・少し重い車重(210キロちょい)⇒慣れれば特に不満なし。 ・尻痛シート⇒やまちゃんシート工房にてゲル加工で対策。 ・恩恵を感じないローrpmアシスト（マジで不要な機能）。 ・横型ブレーキマスターのタッチ（ラジアルに慣れた人は違和感マックスだと思います）⇒とりあえず安価なニッシンラジアルに交換で対策。 ・減速度の低いフロントブレーキパッド⇒ジクーパッド交換で問題なし、峠での突っ込みに対して不安感もなくなった。 ・クイックシフトダウン対応のためか、自分でブリッピングすると失火することが多く、不満（アクセル煽るタイミングを少しずらせば失火しないが、ただの空ぶかしのようになってしまう）。 ・パイプ曲げて、先をつぶしただけの安っぽいスタンド(せめてGSX-R600L1程度のクオリティはほしい...)⇒使ううちに見慣れたので、問題なし。 ・ヌメッとしたホイールのスポークデザイン（旧型の使いまわし...）。 ・存在感の強いウインカー、フロントは特に（もう少し小ぶりがよかった）。 ・スクリーンを後付けすると破綻するデザイン。 ・不人気車ゆえにアフターパーツが少ない（合法チタンフルエキがほしい）。逆にカスタム費用が抑えられ、経済的？（笑）。 ・油圧式カムチェンテンショナー（油圧が抜けたときは割とガラガラ）。BMW:S1000Rのせいだが、油圧式カムテンショナーに良いイメージが全くない。 ・エンストしやすい特性（今は慣れた為、エンストしないがS1000Rから乗換時は、頻発した）。 |
| これから買う人へのアドバイス | メーター、ちょい重車重等、不満点もあるが、デザイン・エンジン音・排気音に惚れたなら買いですよ！ リッター4気筒で燃費も悪いが、BMW:S1000R に比べれば、維持費はたかが知れている。あと、純正グリップヒータはマストアイテム。 |
| 購入動機・用途・比較車種 | Z1000が事故で真っ二つに。いつもライバル視されるGSX-S1000に欲しい装備がついてモデルチェンジとなったこと、圧倒的にコスパがいいこと。 |
|---|---|
| 長所・満足な点 | ・走り:Aモードの走りは格別の一言。回転と同時にフロントが浮き上がりヘルメットの中で叫んでしまう。それでいて一昔前のFI車のドンツキもないため低いギアポジションでもギクシャクしない。機敏すぎて殆どBモードで走るけど...。・エキゾーストサウンドもカワサキ4発が叫び声ならGSX-S1000の音は雄叫び。これはこれで良い。
・初めて乗ったクイックシフターはもう病みつき。もうこの機構のないバイクには乗りたくない。クラッチアシストもラフにシフトダウンしても全くホッピングしない。なるほどこれがスリッパークラッチかと感心した。以前はバイクというのは自分で回転合わせて、半クラッチでバックトルクを逃して、それが操るってことだろ！って思っていたが快適すぎてそんな固定概念も無くなった。 ・見た目。賛否両論あれど自分にはストライク。第一印象はみんなはガンダムだと言うが自分的にはクワガタ。ウインカーが触覚でヘッドライトの小さなカバーが顎のミヤマクワガタ。 ・総評:最高に丁度いいスズキ。どのメーカーもネイキッドとしてのフラッグシップという考え方なのかSSと同じ装備が積まれている。この手のバイクに6軸IMUなんて必要か？ いるならいるでヤマハみたいにSTDとSPみたいに棲み分けてくれればいいのに価格だけ跳ね上がっていく一方。その点必要最低限の装備を取捨選択してコスパに優れるのがGSX-S1000。150馬力で140万円。これでも高いけど、いやーちょうどいい。 |
| 短所・不満な点 | ・メーターカバーもある程度空気の清流を考えてあるかもしれないがこの手のバイクの宿命で高速の風圧はきつい。バイクは元気なのに体がついて行かない。
・走り。以前所有のZ1000と比べると車重は1kg軽い。しかし車体は大柄に感じ、数値以上に取り回しもハンドリングも少しだるく感じる。そのため足つきも悪い。168cmで積極的に足を伸ばして両足の親指がつく感じ。Z1000がかなりコンパクトな作りで乗り味も体格的にも前の方が合っていた。というよりこれが本来の大型バイクなのか...。 ・見た目:リアから見ると新旧の違いがわからないし迫力に欠ける。テールランプもミラーも旧型と同じでコスト削減を感じる。 ・一番気に入らないのはTFTディスプレイではないこと。派生モデルはみんなTFTなのに。 |
| これから買う人へのアドバイス | 150馬力はtoo much。やはり1000ccの大型バイクとしての取り回しの悪さは感じます。通勤にもコンビニにも使いたいって人には不向きです。所有感を求める人と週末にかっ飛びたい人向け。バイクの集まるところに行くと人が群がります。 |
| 購入動機・用途・比較車種 | デザインがツボに入り過ぎ。ＳＳじゃないけど速そうな戦闘機的なスタイルが好き。 パワーは今のところ十分過ぎ。 |
|---|---|
| 長所・満足な点 | ・ポジションは楽。ステップ位置も不自然さはなく、ハンドル幅が広いためか上半身がリラックスできて自然な感じ。 ・バンク角が純正のままでも予想外に深い。 ・倒し込みや切り返しがとても軽い。 ・純正マフラーの排気音が心地良い。 |
| 短所・不満な点 | ・指定タイヤサイズが190/50で履きたいタイヤのサイズがない。190/55で設計してほしかった。ただ、今190/55を履いてけるけどさほど違和感は感じない。 ・テールカウルを外すために、前のカウルから全て外さないといけないのが面倒くさい。うまくやれば後ろだけ外せるのでしょうか？ ・燃料がハイオクで、さらに燃費が良いとは言えない。 |
| これから買う人へのアドバイス | 多少不満はあっても、めちゃくちゃカッコイイので全然オッケーと思えます。パワーだけじゃなく機動力もあり、クイックシフターなどの電制も優秀で乗ってて気持ち良いですよ。 |
GSX-S1000のライバルをチェックする
2024年現在、スーパースポーツ由来のK5エンジンを搭載した現行モデルはバーハンドルでスポーツネイキッドタイプのGSX-S1000だけでなく、いくつか派生モデルがあります。
フルカウル仕様でツーリングのしやすさに特化したGSX-S1000GT。スズキ初の電子制御サスペンションを備えたGSX-S1000GX。また車名にGSX-Sは入りませんが、近代の新生KATANAはこのGSX-S1000のエンジン＆車体をベースにしており兄弟車と言えるでしょう。
それぞれに乗ってみて驚くのは全く同じエンジン＆メインフレームであるにもかかわらず、エンジンフィーリングがずいぶんと違うということです。全般的なエンジンキャラクターは一緒なのですが、フルカウルのGSX-S1000GTはシリーズの中で最もスロットル操作に対する過渡特性が穏やかでツアラーらしくなっており、GSX-S1000GX、GSX-S1000はGTに比べて過渡特性が鋭くスポーティ。KATANAは一番過激なスロットルレスポンスになっているように感じます。
テストライダー曰く、このあたりの違いはエアクリーナーボックス回りのタンクやカウルによる吸入抵抗によるところが大きいとのことですが、エンジンマップを含め全く同じ仕様のエンジンであるにも関わらずここまで違いが出るのは驚きですね。
それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう！
※オーナー平均満足度や口コミ数は2024年8月13日現在です。
SUZUKI GSX-S1000GT
オーナー平均満足度:3.80(評価人数:248人)
新車平均本体価格:151.57万円
中古車平均本体価格:131.16万円
口コミ件数:27件
SUZUKI GSX-S1000GX
オーナー平均満足度:3.80(評価人数:28人)
新車平均本体価格:193.57万円
口コミ件数:5件
SUZUKI KATANA
オーナー平均満足度:3.57(評価人数:374人)
新車平均本体価格:135.77万円
中古車平均本体価格:124.89万円
口コミ件数:47件
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