モーターサイクルの生産を開始したのはは2000年代中盤からだが、近年になって急成長を遂げ、現在は約30機種ものモデルを販売しているCFMOTO。そんな同社のボトムレンジを支えるのが、前後12インチのパピオシリーズだ。
取材協力:KURE35茂原ベース Tel.090-4450-2821 https://www.kure35.com/REPORT●中村友彦(NAKAMURA Tomohiko)
PHOTO●富樫秀明(TOGASHI Hideaki)
2023年のもて耐で感じた驚き
ここ数年間で、社名を耳にする機会が徐々に増えている中国のCFMOTO。最も新しいニュースとしては、2023年9月にヤマハと合弁会社の契約を結んだことや、同年秋のモーターショーで500cc並列4気筒車と675cc並列3気筒車を発表したことが有名だが、2輪事情に詳しい人なら、2013年から始まったKTMとのパートナーシップ、2022年からエントリーを開始したMotoGPのMoto3クラスにおける活躍(これまでに3度の表彰台を獲得)などをご存じだろう。
ちなみに、僕のCFMOTO初対面は2023年のもて耐で、輸入元のKURE35茂原ベースとLandscape racingが走らせた250SR-Sの大健闘に驚きを感じた。と言うのも真夏の炎天下の中、中国製のバイクがノントラブルで7時間を走り切ったことが個人的には意外だったし(序盤で転倒はあったものの、メカニカルトラブルは皆無)、他機種では交換が当たり前になっているラジエターとリアショックがノーマルでイケたという事実も、感心に値することだったのだ。
情報提供元 [ モーターファンバイクス ]
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