ミドルクラスのモデルは国内外に多々あれど、TUONOはその中でもバーハンドルという接しやすさながらスポーティな実力を持った魅力的なパッケージ。そのTUONO660をスタンダードの95馬力から100馬力にアップさせたのが「ファクトリー」だ。
■試乗・文:ノア セレン ■撮影:渕本智信 ■協力:aprilia https://www.aprilia.com/jp_JA/ ■ウエア協力:アライヘルメット https://www.arai.co.jp/jpn/top.html、Alpinestars https://www.okada-ridemoto.com/brand/Alpinestars/バーハンドルなのに「ファクトリー」?
各メーカー共に、あるモデルの上級版として「R」だとか「S」だとか、何かしらそういうモデルをラインナップすることが少なくないが、アプリリアではそんな上級版は「ファクトリー」。しかしそれはセパハンの頂点モデルだけではなく、アップハンのTUONOシリーズにも展開される。1100ccの兄弟車種、TUONO1100にも「ファクトリー」仕様があり、これらはただ高級パーツが奢られるだとかそういったシンプルなものではなく、しっかりとスポーツパフォーマンスを追求した仕様なのである。
ファクトリーの名は伊達ではなく、スタンダードのTUONO660に対し、マルチマップコーナリングABSや、トラコン、ウイリーコントロール、クルーズコントロール、クイックシフト、エンジンブレーキコントロール、エンジンマップ制御など、アプリリア自慢の電子制御APRCのフルパッケージを搭載。また前後サスペンションもフルアジャスタブルになるなど、その価格差以上の充実度合いと言えるだろう。
もう少しわかりやすい所では、リアスプロケットの丁数が1丁増やされ加速重視となっていること。特にスポーツ走行を楽しむ場面では瞬発力が楽しめることだろう。
情報提供元 [ WEB Mr.Bike ]
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