ヤングマシン連動企画VFR-800F試乗レビュー テスター丸山浩 HONDA VFR-800F :  特集 Vol.45 - ウェビック バイク選び

ヤングマシン用品担当ライター 大屋雄一が試乗レビュー

2013年のEICMAミラノショーでデビューしたKTMのミドルスポーツRC390と同125がついに日本でも販売開始!車名のRCは"レースコンペティション"の頭文字で、エンジンや足まわりなど多くのパーツをスモールデュークと共有しながら、スーパースポーツにふさわしい走りを実現した。

大屋雄一

デュークよりも曲がる!兄弟で楽しさに優劣なし

250㏄の4スト単気筒車で争われるモト3クラス。
設立初年の12年と翌13年に年間王者を獲得し、今期もホンダとチャンピオン争いを繰り広げているKTMが、満を持して世界中のストリートに放つのが、このRC ( レースコンペティション) シリーズだ。
今秋に日本でリリースされるのは390125で、来春には200がラインナップに加わる。
エンジンや足まわりなど、コンポーネントの多くをスモールデュークと共有するRCシリーズ。とはいえクロモリ鋼のトレリスフレームは専用設計で、エッジを効かせたカウリングも市販レーサーRC250Rのイメージをうまく投影している。

まずはRC390から。
デュークと同様に車体は125/200/390とも共通であり、400㏄クラスとは思えないほど軽量かつスリムだ。
シート高は820㎜とやや腰高ながら、ステップとの距離がしっかり確保されているので、ヒザの曲がりは窮屈ではない。上半身の前傾はCBR250Rニンジャ250よりもわずかに深いが、600㏄やリッタークラスのスーパースポーツほどではなく、バランスは優秀だ。

試乗場所は筑波サーキットのコース1000。走り出してすぐに感じたデュークとの違いは、1次旋回力の高さだ。
ヒラリと寝かせたあとマシンなりに旋回していくデュークに対して、RCはコーナーの進入時にフロントからグイグイと向きを変える。そう、ハンドリングはまさにスーパースポーツのそれだ。今回の試乗車は、標準装着タイヤよりもハイグリップなメッツラースポルテックM7RRを履いていたが、それですらシャーシが負けているという印象は微塵もなく、気が付けばスポーツライディングに没頭していた。
エンジンは373.2㏄の水冷4スト単気筒で、1万rpm付近のレブリミットまで力強くかつ快活に伸び上がるのもデュークと同じ。最高出力44は市販レーサーRC250Rに迫るもので、スロットルのオンオフだけで車体姿勢を自由にコントロールできる。ブレーキもサーキットですら不足はなく、フロント、リヤともにとても扱いやすかった。

末弟のRC125は、ハンドリングこそ390と共通だが、エンジンパワーが少ない分、スロットルワークだけでピッチングを作るのは難しい。だが、390より車重が12㎏軽いことを生かし、進入からコーナリングスピードを高めるというマニアックな攻め方が可能だ。付け加えると、そこに楽しさの優劣はない。
かつて一世を風靡したレーサーレプリカよりも、はるかにイージーにスポーツライディングの世界を味あわせてくれるRCシリーズ。何よりうれしいのは、同排気量のデュークに対してプラス5~6万円で買えてしまうこと。
これは要注目だぞ!

モト3レーサーRC250Rの雰囲気を受け継いだ、スポーティかつ個性的なデザイン。ヘッドライト以外の灯火類はLEDで統一される。車体色は390が白×黒、125が黒で、前後ホイールとフレームはオレンジだ。

シート高はデュークより20㎜高い820㎜だが、スリムなので足着き性は良好。
トップブリッジから直に伸びるセパレートハンドルを採用。ご覧の通り上半身は軽く前傾するが、グリップ位置が近いのでロングライドでも疲れにくい。

水冷4ストDOHC4バルブ単気筒はデュークを踏襲しつつ、390125とも圧縮比をわずかにダウン。さらにエアボックスの位置および容量が異なるため、セッティングもRC専用とされる

ヘッドライトは左側がローで、ハイビーム時には左右とも点灯する。Fウインカーはミラーステーにビルトイン

RCシリーズにおいて画期的な装備の1つが、このタンデムシートだ。ソフトな素材で作られており、直に座ることが可能である。

デュークシリーズと共通の多機能メーターパネル。回転計はバーグラフ式で、ギヤポジションや燃料計、走行時間、平均速度なども表示可能だ。

WP製φ43㎜倒立式フォークは、デュークよりもストローク量を25㎜短縮。上下ブラケットにはアルミ鍛造品を採用。

前後ブレーキセット、アルミダイキャスト製のホイールともデュークと共通とされる。ボッシュ製のABSを標準装備。

リヤショックもWP製で、プリロード調整が可能。リンクを介さないダイレクトマウントだ。スイングアームは軽量なアルミダイキャスト製。

125ではサーキット以外に周辺の一般道も走ることができた。4000~5000rpm付近でトコトコと流していてもストレスがなく、しかもしなやかなフレームと足まわりによって乗り心地が非常にいい。通常姿勢での防風効果が高いのもポイントで、ツーリングも楽にこなせそうだ。

ウェビックユーザーが注目するバイクBEST10

8月下旬にウェビック会員に「いちばん注目しているバイク」を質問し、多くの回答を得たベスト10。今後も毎月、ヤングマシン最新号発売(24日)と同時に1週間、アンケートを続けていくのでご協力を!

1位 YAMAHA MT-09 8位 KAWASAKI Z1000
2位 YAMAHA YZF-R25 8位 KAWASAKI ZX-10R
3位 YAMAHA MT-07 8位 HONDA グロム
4位 KAWASAKI ZX-14R 9位 YAMAHA トリシティ
5位 KAWASAKI Ninja H2R 10位 SUZUKI GSX1300R ハヤブサ
6位 HONDA VFR800F 10位 KTM RC390
7位 KAWASAKI Ninja1000

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