ヤマハが欧州で発売している電動スクーターのNEO'Sを利用した、バッテリーシェアも含めたサブスクリプションが開始された。バッテリー交換インフラを手掛けるSwobbeeが、ドイツ、ベルリンにおいてサービスを手掛ける。

即時にバッテリー交換完了、車両込みで月125ユーロ(2万2000円)だ

日本では、「ガチャコ」が2023年6月から一般向けのサービスも開始したことが記憶に新しいバッテリー交換ステーションが、ドイツ、ベルリンでヤマハNEO’Sのサブスクリプションサービスとして稼働した。バッテリーやシステムは、現地Swobbee社とコラボしたものとなる。

国内ではホンダ製のモバイルパワーパック(MPP)を標準バッテリーとして普及させることを目指す日本の4メーカーは、MPPを使用するガチャコの設立にも関与。同時にMPPに対応した車両を開発する方針で、ヤマハやスズキがコンセプトモデルを公開済みだ。

一方、海外ではこの限りではなくヤマハのNEO’Sは、MPPに対応していない。あくまでも運用はヤマハではなくSwobbee社で、バッテリーシェア費用を含んだ車両のサブスクというのもガチャコと異なる。月125ユーロ(2万2000円)で、整備や保険費用も込みとなる。

現在ホンダはMPPを積極的に海外展開しており、2030年までにインドとインドネシアを中心に400万台の2輪EV販売を目指している。これに沿って他の日本メーカーもMPPを海外で採用するのか、独自路線を歩むかは不透明。Swobbeeのサービスが普及すると、4メーカーの電池戦略に影響するかも知れない。

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