ベストセラーを続けるカワサキのZ900RS。早くもキャッチした2025年型のウワサによると、シックな「ブラック火の玉カラー」をまとうとの情報が! 歴代初のツヤ消し黒になる可能性もあるようだ。海外で発表された「茶玉虫」と合わせ、2色が登場か。これまた人気は必至か!?

激シブ、グレー×ブラックの火の玉カラーをSEとして設定?

Z1の現代版として2018年型でデビューしたZ900RS。発売以来、大型クラスで6年連続ベストセラーを続け、その勢いは今も留まることを知らない。

そして登場から8年目を迎える2025年型では、シックなブラックをまとうとの情報をキャッチした。パターンは、おなじみのツートンで塗り分けた火の玉カラーで、タンクはブラック×グレーを採用する模様だ。

これまでラインやストライプが入ったブラックは2018~2019年型などに存在。また、単色のブラックは2020年型に設定されていたが、火の玉カラーのブラック系は初めてだ。

なお詳細は不明だが、ツヤ消し仕上げになるとの情報も。実現すれば、Z900RSシリーズで初のマット系の車体カラーとなるだけに大きな注目を浴びそうだ。

後述の「茶玉虫カラー」がSTD仕様で、こちらのブラック火の玉はSEとして設定されると予想。

SEは上級グレードで、ブレンボ製M4.32ラジアルマウントモノブロックキャリパーとリヤにオーリンズのS46を装着する。Fフォークのサスセッティングを変更し、アウターチューブやホイールもゴールドに統一。Fディスクもブレンボ製でステンメッシュホースまで備える。

ワインレッド×金ストライプの茶玉虫も登場と予想

また、カワサキがインドネシアで発表した2025年モデルのニューカラーも日本導入される見込み。Z900RSの新色は、キャンディ系のワインレッドに白の子持ちラインが入った金ストライプを採用。SEの黒に続き、落ち着いたレッドもZ900RSでは初登場だ。

これはZ900RSのモチーフになったZ1系の「茶玉虫」を再現したカラー。同じくZ1系を継承した、かつての2005年型ゼファー1100/750/χ(400)にも同様のカラーが設定されていた。

2025年型の国内仕様の導入時期は、SE、STDとも今秋頃を期待したい。

2025年型カフェはカスタムペイントのような美麗グラデーションか

Z900RSカフェは、ビキニカウルや低めのバーハンドル、専用シートを与えたカフェレーサースタイルの派生モデル。2024年型はゴールドライン入りのブラックを設定していた。

2025年モデルのインドネシア仕様では、黒をベースにライムグリーンのグラデショーションをあしらった新色を導入。まるでカスタムペイントのように凝った出来映えだ。これも2025年型として国内発売が予想される。

[Z900RS 解説] 不滅のZ1フォルムと現代的なスポーティさを融合

空冷直4搭載のゼファー1100が2007年に生産終了して以降、往年の「Z」を継承するモデルが途絶えた。ファンが待ち望む中、2017年秋の東京モーターショーでワールドプレミアとして公開されたのが「Z900RS」だ。

公式リリースによると「伝説のZ1をオマージュして創られたレトロスポーツZ」がコンプト。丸一眼ヘッドライトに砲弾型メーター、ティアドロップ型の燃料タンク、後方に伸びたテールカウルによるスタイルはまさにZ1譲りだ。

ベースは軽量な鋼管トレリスフレームに948ccの水冷直4を積むストリートファイターのZ900。クラシカルな外装で全く異なるフォルムを演出している。同時に、往年のZやゼファー系とは異なる水冷直4ユニットにより走りはパワフル。さらに倒立フォーク&水平モノショックなどの足まわり、トラコンやアシスト&スリッパークラッチを与え、伝統のフォルムと現代的な走りを融合している。

【参考】カワサキ Z900RS/SE/カフェ(2024 国内仕様)主要諸元

・全長×全幅×全高:2100×865×1150mm(カフェ:2100×845×1190mm)
・ホイールベース:1470mm
・シート高:800mm/810mm/820mm
・車重:215Kg(カフェ:217kg)
・エンジン:4ストローク水冷並列4気筒 DOHC4バルブ948cc
・最高出力:111PS/8500rpm
・最大トルク:10.0kg-m/6500rpm
・燃料タンク容量:17L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・価格:148万5000円/170万5000円/151万8000円

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