縦置きVツインという、他社と違う独自のエンジン形式を守ってきたモトグッチ。近年はジェントルなモデルが多かったが、新たな水冷ユニット搭載のマンデッロは激しかった!
旧いまま新しい
モトグッチと言えば大きな空冷Vツインのシリンダーヘッドが左右に飛び出している、伝統を重んじる格式高いブランドというイメージもあるかと思う。ゆえに熟練ライダーにしかその魅力を理解できない、あるいは年長者が乗るコアなバイク、といった印象を抱いている人もいるかもしれない。
確かに、他のイタリアンブランドと比べてもどこか落ち着いていて、スポーツという尺度で勝負をしておらず、テイスティさに重きを置いてきた部分があるだろう。
しかし今度のマンデッロは違う! 縦置きVツインというエンジン形式は守りつつ、ミッションを一体とした新規水冷エンジンを開発。クラッチも湿式多板とするなど格段にモダンになったのだ。
大きな脱皮をしたモトグッチ、しかし奇抜なことはせず、ブランドのもつ格式の高さは引き継いでいる。完全に新しいグッチなのに、そこに旧さも混在しているのが興味深い。
情報提供元 [ バイクの窓口 ]
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