SYMが誇るスポーツスクーター「DRG BT」がビッグチェンジを敢行した。トピックは、エンジンに初導入された電子制御式の可変エアインテークだ。小排気量車ではレアなシステムで、2パターンの吸気モードを実現。低速および高速域のパワーを両立し、力強い走りと燃費も両立するという。

電子制御でエアパイプを可変、高回転域で10%パワー増!

世界のバイク市場でトップ10に入るシェアを獲得している台湾メーカーのSYM。スポーティさやコスパ優秀なスクーターが主に支持されている。

中でも「DRG BT」は同社きってのスポーツスクーター。2023年秋のミラノショーに展示された最新型が、いよいよ正式発表され、詳細が明らかになった。

DRG=ドラゴンを表すルックスは一段と過激さを増し、収納スペースの拡大など快適性をアップ。見どころは多数あるが、特筆すべきはSYMが新開発した可変エアインテークシステム「Hyper-SVIS」だろう。

このシステムは、ECUがエンジン回転数とスロットル開度信号(TPS)を検出し、一定の基準値に達すると電磁バルブがエアボックス内の可動吸気パイプをスライド。低速および高速向けに異なる吸気モードを実現し、高トルクとハイパワー、好燃費を兼ね備える。

ヤマハが小排気量スクーターに可変バルブのVVAを採用しているが、「Hyper-SVISはより効果的」という。実際、低速域の馬力は6%増、高回転域では10%もアップ。最高出力に関しては、従来型の14.8Pに対して16psに向上、最大トルクは1.49→1.54kg-mに増強されている。

可変エアインテークは、ヤマハが世界で初めて2006年型YZF-R6に搭載し、2007年型YZF-R1などにも搭載されていた。このYCC-I(ヤマハ電子制御インテーク)は、エンジン回転数やスロットル開度に応じてファンネル長をロング/ショートに切替えるもの。SYMのHyper-SVISはよりシンプルな機構だが、原理としては同様だ。

また、現行モデルではNinja ZX-10RR(カワサキ)などが可動吸気ファンネルのVAIを採用。総じてビッグバイク向けのシステムで、小排気量車向けとしては世界初と言えるだろう。

エンジンは各部をリファイン、新たにトラコンも獲得した

さらに158cc水冷単気筒水冷エンジンは、新設計シリンダーヘッドで吸気効率を高め、圧縮比もアップした。同時に低フリクションのピストンリング(抵抗15%低減)やクランクシャフトベアリング(転がり抵抗24%低減)の採用により、動弁系パーツの摩擦ロスをさらに低減している。

また、冷却システムは、デュアルチャンネルウォーターポンプを採用し、暖機の時間を短縮することで燃費が4%向上。電子制御系では新たにトラクションコントロールやボッシュ製の最新ABSユニットも採用した。

オリエンタルな龍デザインに空力パーツを融合、快適さも向上

新型はデザインも大きなポイント。「東洋の龍」らしい有機的な曲面フォルムをより多く取り入れただけでなく、空力デバイスも導入した。

フロントとボディの両側に追加されたエアダクトは、走行風を効果的に後方へ導き、高速走行時の空気抵抗を低減することで動力性能をさらに向上。空力キットはメインカラーとは異なる塗装処理を施し、質感の高い外観を演出している。

スクーターながら従来型と同様、前後重量配分50:50を実現。新型ではライポジを見直し、スポーティさと居住性の両立を狙った。フロントフットレストに傾斜ペダルを設け、シート面積は前27%、後48%増。同時にシート高は803→790mmにダウンさせた。

シート下の収納スペースは、フラットなデザインとなり、容量は18→22Lに拡大。実用性も抜け目なくアップしている。

日本入荷に関しては未定。これだけ気合の入ったスポーツスクーターは珍しいだけにぜひ導入してほしい!

DRG BT[2024]主要諸元

・全長×全幅×全高:2000×735×1120mm
・ホイールベース:1380mm
・シート高:825mm
・車重:137kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ158cc
・最高出力:16PS/8000rpm
・最大トルク:1.54kgm-/6500rpm
・燃料タンク容量:7.4L
・変速機:無段変速
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-13、R=130/70-13
・価格:未発表

【海外】小排気量向けで初、可変エアインテークで全域モリモリ! 新システムをSYMのDRG BTに搭載 ギャラリーへ (13枚)

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