
ヤマハは、欧州でのYZF-R1とYZF-R1M公道モデルの2024年限りでの販売終了を発表した。2025年以降はレースベース車のみの販売となり、GYTRパフォーマンスパーツの開発は継続されるという。
7月3日にはR1 GYTR PRO 25周年記念車オーナーイベントも開催
ヤマハは、公道モデル販売終了について外部環境の変化を理由としている。ライダーのニーズの変化だけでなく、排出ガス規制の強化がスーパースポーツカテゴリーには影響が大きいという。YZF-R1シリーズは終了するが、R7、R3、R125は公道モデルが継続される。
ただし、YZF-R1シリーズの生産終了については完全否定しており、開発も継続するとしている。アマチュアからプロレベルまで、サーキットユーザーに向けてGYTR(Genuine Yamaha Technology Racing=ジェニュインヤマハテクノジーレーシング)戦略などに全力で取り組む構えだ。
来る7月3日、ヤマハはへレスでサーキットイベントを開催し、そこにはバレンティーノ・ロッシ氏も登場。2023年に発表されたR1 GYTR PRO 25th Anniversaryのオーナーと2024年に購入したYZF-R1Mオーナーが招待され、その他のヤマハライダーとレース体験が楽しめる内容となる。
日本では、今後YZF-R1およびYZF-R1Mの公道モデルの販売が終了するとはアナウンスされていないが、ナイケンGTが2024年型で国内終了したことは記憶に新しい。また、国内R1には型式指定申請における不適切事案が発生しており不透明な状況だ。続報が入り次第お伝えしたい。
2024年型YZF-R1M欧州仕様。欧州ではこの年式が最後の公道仕様となる。触媒劣化検知機能が必要となるユーロ5+(プラス)排ガス規制導入が要因と思われる。
2023年7月に国内投入された現行型のナイケンGT。2024年4月21日までの受注販売で、これが日本ではラストモデルとなった。
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