【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】

モトレポートでは、試乗インプレの他に新車・中古バイク検索サイト「ウェビック バイク選び」に掲載されているバイクに関する情報を発信しています。

V7スペシャル

完全新設計で走りはパワフルかつ現代的に

モトグッツィを代表するネオクラシックモデル、V7シリーズが完全新設計の新型となって登場した。中でも「V7スペシャル」は伝統的なスタイルを受け継ぐスタイリッシュでエレガントなモデルである。

最も変わったのはエンジンだ。伝統の空冷縦置きVツインOHV2バルブの基本レイアウトはそのままに、排気量を従来の750ccから850ccへと拡大。そのユニットは新世代アドベンチャーモデルのV85TTをベースとしながらも中身は8割が新設計となり、マフラーも新設計でユーロ5に対応。バルブまわりの改良や軽量ピストンの採用、オイルラインも新設計となりオイルクーラーも省略され、クラッチやトランスミッション、ドライブシャフトも刷新されるなど最新化され、最高出力も25%アップの65psへと上乗せされるなど別物といえるマシンへと進化した。

その違いはクラッチをつないだ瞬間から分かるほど。グンと前に出ていくトルクの分厚さを感じる。ちなみに最大トルクも2割以上アップし、3000rpmでその80%に達するとほぼ全域でフラットなトルクを出し続ける。鼓動感は図太く振動は減ってスムーズに。6速ミッションの入りも滑らかだ。右手を捻ればどこからでも加速する力量感が印象的だ。クラッチも軽くなり、発進や低速ターンも楽にこなせるようになった。

良き伝統は残しつつグレード感もアップ

フレームも見た目は変わらないが新設計となり、ステアリングヘッド部分に補強を入れて剛性を高めるなど出力アップに合わせて強化。スイングアームもV9系に変更、ツインショックもレイダウンしつつストローク量を120mmに拡大され乗り心地と吸収性が高められている。実際に乗った感じでもストローク感が増してソフトタッチながら奥ではしっかりと踏ん張るグレード感が出てきた。

新型ではリアタイヤが150サイズへとワイド化され、ハンドリングもどっしりとした安定感が出てきた。縦置きVツインの特性として伝統的に左右の切り返しなどロール方向の動きは軽快で、パタッと寝てから舵角がついてくる昔ながらの穏やかなハンドリングが持ち味。
そういったクラシカルな良い部分は残しながらも、車体剛性の強化やサスペンションの改良、リアタイヤのワイド化などにより、走りはより現代的になっている。ひと口に言えば、安心できるハンドリングへと昇華した。
ブレンボ製の前後ディスクブレーキもタッチが分かりやすく、握った分だけしっかりと効く扱いやすい設定になっている。

また、電子制御もさらに進化し、前後独立して作動する2チャンネルABSに2段階切り替え式のトラコンを搭載。ドライ路面ではトラクションをしっかり受け止め、ウェット路面では早めに介入して無用なスリップを防ぐなど安全性も高められている。メーターまわりではクラシカルな2連タイプの中に多機能LCDディスプレイを搭載し見た目と機能を融合。
外観もブラウン仕上げにステッチ加工された新型シートやメッキのグラブバー、コンパクトなLEDテールランプ&ウインカーなどテールまわりも大きく変わり洗練された印象になった。

大型バイクらしい走りをレトロに楽しみたい

ライポジに関しては、ハンドルはフラットで高すぎず低すぎず、幅はややワイドで切れ角も十分あるので低速ターンもしやすい。足着きの良さは従来どおり。シート高780mmと大型バイクとしては低く、さらにリアショックのレイダウン化により初期の沈み込みが豊富で足着き性に貢献していると思う。
リラックスして乗れて街乗りからツーリングまで幅広く使えるモデルだ。

新型V7は2009年のデビュー以来これまでにない大きな進化を遂げ、伝統のスタイルやエモーショナルな乗り味など良い部分はちゃんと残しながら、よりパワフルで現代的に洗練された走りを手に入れた。大型バイクらしい堂々とした高性能な走りを、レトロなスタイルで楽しみたい方に是非おすすめしたいモデルだ。

動画インプレ

V7ストーン/CENTENARIO

V7ストーンも大幅アップデート

V7ストーンは前述のスペシャルに比べてよりシンプルかつモダンな雰囲気でまとめられているのが特徴。都会の街に似合うアーバンなテイストを織り込んだモデルとなるが、こちらも同様に大幅アップデートが施された。スペシャルとの違いとしては、ヘッドライトが特徴的なウイングマークのDRL付きのフルLEDで、メーターもフル液晶デジタルメーター化。エンジンやシャーシは共通だが、軽量キャストホイールにショートフェンダーを採用。シートもよりコンパクトでスポーティな形状となっている。カラーバリエーションはルビードブラック、ラメオレンジ、アイスブルーの3色となる。

MOTO GUZZI創立100周年特別限定記念バージョン

モトグッツィ創立100周年を記念した2021年限定発売の特別バージョンで、新型V7ストーンにオリジナルのスペシャルカラーを施したモデル。加えて100周年記念バージョンはグリーンのフェンダーとサイドパネル、シルバーのタンク、ブラウンのシートなど、1955年登場の縦置き水冷V8エンジン搭載のGPレーシングマシン、「オットーチンドリ」(イタリア語で8シリンダーを意味)をオマージュした栄光のカラーに彩られた特別モデル。よりモダンに力強く走りもグレードアップした新型V7ストーンに、モトグッツィの伝統と歴史を感じさせるアイコンが散りばめられた貴重なモデルとなっている。

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