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シルクロード(248cc)
オーナー:ひの関西さん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはホンダ「シルクロード」、オーナーは「ひの関西」さんです
1981年発売のホンダ「シルクロード」。オフロードモデル「XL250S」搭載のOHC空冷単気筒エンジンを積んだ、オンもオフも走れるスクランブラースタイルのモデル。ホンダは発売時に「トレッキングバイク」と銘打っています。フロント19インチのホイールにはオフロードタイヤを履き、ミッションには通常の5速に加え、特殊なレバーを握りこんで「スーパーローギア」を使用できるという、走破性を重視したメカニズムを持っていますが、ワイドなキャリアや低いシート高はツーリングユースの最適解でもあり。その名の通り、ユーラシア大陸を横断したくなる冒険心に満ちたモデル。
今回紹介する「ひの関西」さんのシルクロードは、純正スタイルはほとんどそのままに、小型のウインドスクリーンやヘビーウェイトミラーで高速巡航性能を強化したプチカスタム仕様。「人と被らず、旧車なのに高くなく」というセレクトポイントの通り、個性的な1台に仕上がっています。また意外なことにコーナリングもキビキビこなすようで、「油断してるとセンスタも擦るほどパタパタ寝る」というほど、ワインディングでも楽しめる軽快さを備えているといいます。4バルブエンジンだからこその2本出しのエキゾーストパイプも恰好よし!
発売当時は人気が高くなく、生産は84年までの3年間のみだったシルクロードは、モデルチェンジもせずにディスコンとなってしまいました。しかし大人向けなそのコンセプトに共感できたライダーにはしっかり愛されており、40年を経た現在でも、純正スタイルを残した車両が流通しています。ちなみにシルクロードのシリーズ名は「CT250S」といい、なんと原付二種クラスの鉄板「ハンターカブ」を擁するCTシリーズの長兄。確かにコンセプトの方向性はピッタリ同じで、現代にこそシルクロードの需要は高いのかもしれません。
ひの関西さんのシルクロード。終売から40年が経つモデルながら、大きな故障もないという嬉しいマシン!
<MYバイクコメントより>
■購入動機・用途・比較車種
人と被らず、旧車なのに高くなく、オフロードも走れてまともにツーリングにも使えるバイクが欲しかった。
■長所
直進安定性よし。旋回性能よし。燃費よし。
見かけによらずスーパーコーナリングマシン。
何も意識せずただ流すだけでタイヤの端までズルムケ。
油断してるとセンスタも擦るほどパタパタ寝る。
高速道路もへっちゃら。(要振動対策)
強制開閉キャブでレスポンス良好。
20馬力は絶対ウソ。26馬力でより軽いスーパーシェルパより速いんですけど。
回すと吸気音がアメ車みたいだゾ。
なんと言ってもエキパイが2本!!
■短所
ブレーキが弱いので峠の下りは慎重に。
ただ今のところ危険な程効かないという思いはしていない。
ノーマルだと高速で振動がキツイです。
デイトナのヘビーウェイトミラーとZETAの汎用スクリーンで振動はかなり改善されました。
スクリーン着けるのが嫌という方も少なくともヘビーウェイトミラーはあった方がいいです。
■今後のカスタムプラン
持病はあるが特に大きな故障はなさそう。
見かけによらずれっきとしたスポーツバイクです。
100km/h以下なら大型とのツーリングも余裕です。
振動対策は忘れずに。(人の方が耐えられない)
参考:シルクロード(1981)主要諸元
・全長×全幅×全高:2,140×815×1,125mm
・ホイールベース:1,390mm
・シート高:775mm
・車重:141kg
・エンジン:空冷4ストローク単気筒OHC4バルブ 248cc
・最高出力:20.0PS/7,500rpm
・最大トルク:2.0㎏-m/6,000rpm
・燃料タンク容量:11.0L
・変速機:5段リターン+スーパーロー
・ブレーキ:F=リーディングトレーディング、R=リーディングトレーディング
・タイヤ:F=3.00-19-4PR、R=3.50-18-4PR
・価格(当時):33万8000円
シルクロード(CT250S)のユーザーレビューを確認
>シルクロード(CT250S)のユーザーレビューはこちらから
オーナー平均満足度3.98
評価人数:38人
新車平均価格:-万円
中古車平均価格:43.1万円
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