
ハスクバーナモーターサイクルズから、新型スクランブラー「Svartpilen 801(スヴァルトピレン801)」が発売される。2020年までラインナップされていた「スヴァルトピレン701」の後継となる、シリーズ最大排気量のモデルだ。2023年3月に海外でティザームービーが公開されており、その導入が待たれていた。
発売は2024年8月、価格は138万9000円となる。
デューク譲りのスパルタンな2気筒エンジンを搭載!
2020年までハスクバーナから販売されていたスクランブラー「スヴァルトピレン701」は、カフェレーサースタイルの「ヴィットピレン」シリーズと共に、125、250、400の各排気量帯にラインナップされているシリーズ最大排気量モデルだった。KTM「デューク」シリーズのものをベースとしたDOHC単気筒692.7ccエンジンを搭載し、北欧メーカーらしい個性的なビジュアルとパワフルな走行性能が魅力だったが、販売終了後は後継機があらわれなかった。
ところが2024年3月、突如ハスクバーナから発表されたティザームービーには、見慣れたスタイリングながら雰囲気を変えた新たなスヴァルトピレンの姿が。これが新型スヴァルトピレン801であり、海外では同月中に販売がアナウンス。国内導入が待たれていたが、ようやく詳報が揃うこととなった。
Svartpilen 801[Husqvarna 2024]海外で発表されていた新型スヴァルトピレンがついに日本上陸。701以来の大型スヴァルトピレンはファン待望だ。
スヴァルトピレン801は、従来同様KTM「デューク」のエンジンを搭載するが、今回は799ccの「790デューク」由来のもので、701の単気筒は並列2気筒になった。シリーズで2気筒エンジンを搭載するのはこれが初めてだ。最高出力は701の75PSから、105PS/9,250rpmまで引き上げられている。車体重量はやや増した181kg、ホイールベースは1,475mmとなったが、シート高は820mmで701よりコンパクトな数値に抑えられた。激しい運動性能と、取り回しのよい軽快さが両立する形だ。
スタイルも一新し、スタイリッシュなスラッシュカットがなされたアップマフラーを装備。特徴的な水平基調のシルエットは変わらないものの、メーターはフルカラーTFT液晶に変更され、モダナイズを果たした。もちろん電子制御も最新水準であり、クイックシフターやトラクションコントロール、アンチウィリー機能も備えている。
発売は2024年8月、価格は138万9000円。兄弟機たる「ヴィットピレン701」の後継機についてはアナウンスがないが、こちらの続報にも期待していきたい。
Svartpilen 801(2024)
発売日:2024年8月
メーカー希望小売価格:¥1,389,000
Svartpilen 801(2024)主要諸元
・ホイールベース:1,475mm
・シート高:820mm
・車重:181kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 799cc
・最高出力:105PS(77kW)/9,250rpm
・最大トルク:87.0Nm/8,000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6速
・ブレーキ:F=ダブルディスク、R=ディスク
・価格:138万9000円
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