
クロスカブやハンターカブ、ヤマハのPG-1など、オフロードテイストの原付バイクブームは広がりつつある。そんなオフロードテイスト原付ジャンルに、ヨツバモトが投入するのが原付一種カテゴリーモデルのGE-N3だ。
ファンライドを実現する新電動モビリティ
ヨツバモトはオフロードバイク用品を扱うダートフリークがプロデュースする、キッズ向け電動オフロードバイクブランド。現在、4歳から推奨される「meow」と、7歳から推奨される「WOOOF」の2タイプがリリースされている。そんなヨツバモトが開発を進めているのが、公道走行可能な原付一種モデル「GE-N3」だ。ヨツバモトでは「電動原付トレール」と呼ぶこのGE-N3は、コンパクトで親しみやすいデザインを採用しつつ、本格的なオフロード走破性を持つ。 新しいデザインを採用し、コンパクトでスリムな車体は、エンジンを搭載する原付モデルよりも身近に感じられる。
コンパクトな車体に、本格装備を詰め込む
全長は1,860mm、ホイールベースは1,245mmと車体はクロスカブ50(全長1,840mm、ホイールベース1,225mm)に近いサイズ。シート高は780mmと原付一種モデルとしては高めだが、オフロードでの走破性に期待が持てる。車重は60kgと極めて軽量なので、取り回しはエンジン車よりもはるかに楽だと考えられる。 バッテリーやモーターといった重量物は車体の中央に積まれ、マスの集中化が図られている。
バッテリーやモーターといった重量物は車体の中央に配置し、チェーン駆動を採用。ホイールはフロント17、リア14インチとすることで、コンパクトで扱いやすい車体に仕上げられている。現実的な走行条件における航続距離は約60km、モトクロスコースなどでのスポーツ走行だと約40kmと充分に楽しめる。また、リアセクションはキャリア形状に仕立てられているため積載性も高く、実用性も期待できる。
パワフルな走りを実現する「パークモード」も搭載
電動モビリティのパワーユニットは原付一種規格だと定格出力が0.6kW以下とされており、GE-N3も公道走行モードでは当然それに準じている。72V/24Ahのバッテリーを備え、公道走行モードでの最高出力は3,000W、最高速度は55km/hとなっている。さらに、公道外では「パークモード」にすることでフルパワー化することが可能であり、モトクロスコースなどでのパワフルな走りを実現。バイク初心者からベテランまで幅広く楽しむことができる、そんな電動モビリティの可能性を高めてくれるGE-N3は、50万円を切る価格で2025年春の発売を目指して絶賛開発中だ。
フロントホイールは17インチのスポークタイプで、ブロックタイプのタイヤを履く。ブレーキはディスクタイプだ。
開発を担当する株式会社ダートフリーク 二輪事業部 電動バイクグループ チーフ 伊藤 隆文氏。
GE-N3主要諸元
・全長×全幅×全高:1,860×mm
・ホイールベース:1,245mm
・シート高:780mm
・車重:60kg
・定格出力:600W
・最高出力:3,000W(公道モード)
・最高速度:55km/h(公道モード)
・走行距離:約60km
・バッテリー:72V 24Ah
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=17インチ、R=14インチ
・登録:原付1種
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