
ホンダの新型ストリートファイター、CB1000ホーネットの実車が大阪モーターサイクルショーで日本初披露された。CBR1000RRベースの直列4気筒を新型フレームに搭載し、シリーズの親玉として君臨する本作を細部までジックリ見ていこう。
新作シャーシにCBR1000RRの強心臓を搭載
2023年に欧州で発売され、ヒットモデルとなったCB750ホーネット。これに続き、2023年11月のミラノショーで上位機種のCB1000ホーネットが初公開された。
国内では3月15日開幕の大阪モーターサイクルショーで実車を初めて展示。いち早く写真を撮影することができた。
搭載されるエンジンは、2017年型CBR1000RR(SC77)がベース。最高出力は未発表だが、リリースで150PS以上と公表されている。車体は新作のスチールツインチューブフレームに、ショーワ製SFF-BPや両持ちスイングアーム+リンク式モノショックの組み合わせ。
現行CB1000Rが2004年型CBR1000RR(SC57)のエンジンがベースで145PSだったのに対し、5PS以上アップ。またスチールモノバックボーンフレームや片持ちのプロアーム、リンクレスのリヤショックなどを採用していたが、CB1000ホーネットではこれらを一新している。
CB1000ホーネットの国内における開発コンセプトは「Street Fighter NEW CB1000 HORNET 周りに魅せつけろ、自慢のパフォーマンスとアグレッシブピュアスタイル」との情報。モダンNKのCB1000Rに対し、キャラクターは明確にストリートファイターとなる。
CB1000ホーネット(ホンダ)。洗練のCB1000Rに対し、獰猛なファイター系だ。スペックの詳細は未発表。
このアングルだと筋肉質なタンクとミニマムなテールのメリハリがよくわかる。
前後から見ても横幅が広いタンクとシュラウドが迫力満点だ。タイヤは公道向けスポーツラジアルのブリヂストン製S22。フロントは120/70ZR17、リヤは180/55ZR17。
2023年型CB1000R(国内仕様)。2021年型でヘッドライトなどのデザインを変更した現行型は2023年型の新色でラストと言われている。
φ41mmショーワ製SFF-BPにラジアルマウントの4ポッドキャリパーをセット。サスはフォークトップで伸/圧側減衰力調整が可能だ。
ホーネットならではのグラマラスな姿態は新作でも健在
1996年の250に端を発する旧ホーネットは、“スズメバチ”を意味する車名のとおりグラマラスなフォルムが魅力の一つだった。新生ホーネットも別のアプローチでこれを表現している。
フロントマスクは低く構え、とりわけコンパクトに構成。ボリューミーなタンク、跳ね上がったミニマムなテールカウルでスズメバチのシルエットを体現した。
CB750ホーネットが上下2眼ヘッドライトなのに対し、左右2眼の超小型LEDを採用。眉毛状のポジションライトと合わせ、独自の顔付きとしている。
眉毛状ポジションライトの下に、ミニマムなデュアルLEDプロジェクターヘッドライトを採用。灯火類は全てLEDだ。特徴的なシュラウドは整流効果を高めるスポイラーの役割もありそう。
タンクは前部がボリューム満点なのに対し、後部は細く絞り込まれる。
小型のシートと尖ったテールカウルでスズメバチのシルエットを表現する。
メーターは5インチTFTカラー液晶でスマホ連動機能を有する。3つのライディングモードを選択でき、トラコン、エンブレ制御も採用。姿勢角センサーは非搭載だ。ハンドルはテーパードタイプ。
リヤシート下にはETC2.0車載器を収納。市販版でも標準搭載されるか?
ライバルのGSX-S1000よりパワフル、MT-10より安価になるか
国内の発売時期は未発表だが、2024年夏頃に発売され、導入カラーは展示車のパールグレアホワイトと噂されている。
ライバルに対してはパワーとコスパの高バランスが期待できるかもしれない。スズキのGSX-S1000(143万円)が150PS、ヤマハのMT-10(192万5000円)が166PS。150PS以上と発表されているCB1000ホーネットは、GSX-Sと同等以上のパワーが期待できる。
またホーネットは、姿勢角センサーやシフターが非搭載。シフターやプロアームを採用していたCB1000R(167万9000円)より抑えた価格が期待できる。
GSX-S1000よりパワーがあり、価格もリーズナブルであれば広い支持を集めそうだが……!? 正式発表に期待したい。
GSX-S1000(スズキ)は2005~2006年型GSX-R1000ベースの直4をアルミフレームに搭載。シフターが標準で、姿勢角センサーはなし。
MT-10(ヤマハ)。クロスプレーンクランクを採用した年型YZF-R1の並列4気筒がベース。これをアルミフレームに搭載する。姿勢角センサーとシフターが標準。
この記事にいいねする
顔がZ1000フォロワーになってるのは残念だね。
いいからCB1300のSPに補強入れてなんだかんだ対策講じてRR-Rのエンジン積みゃーいーんだよ
あったくいつまでも気が利かねーのがホンダ
見た目から何からダッセーバイクばっかりになったなー
ん〜こんなデザインしかないのかねぇ 昨今のバイクはテールが全然かっこ悪いし顔は昆虫かエイリアン タンクはオニギリ
旧車が売れるわけだわ
日本の市場より、海外の市場の売れるデザインになって、みんな似たりよったりですね。
トランスフォーマーみたいな見た目がいいと思います。
誰がターゲットで方向性としてどこに行きたいのかわからないバイク
ライドバイワイヤなのにクイックシフター標準じゃない、クルコンもついてない
これで140万超えてきたら爆死確定