
正式発表が近いと噂されるホンダのGB350Cが大阪モーターサイクルショーで本邦初披露。専用外装で一段とクラシカルな雰囲気に仕上がっている。実車の撮り下ろしカットと従来型GB350との比較を交えながら、細部をチェックしよう。
比較でよくわかる、専用パーツでレトロさを強調したGB350C
2021年の登場以来、251~400ccクラスでベストセラーに輝いている空冷単気筒ネオクラシックのGB350シリーズ。STD仕様も懐古的な装いだが、さらにレトロ感を際立たせたGB350Cが国内発売予定だ。
3月15日からインテックス大阪で開幕した大阪モーターサイクルショーのホンダブースにGB350Cを日本初公開示。実車の細部を紹介したい。
GB350Cは、インドで既に「CB350」の車名で発表されていたクラシカル仕様。Cはクラシックの意とされ、「The Standard Classical Motorcycle」が開発コンセプトだ。
GB350との違いは、ロー&ワイドのイメージを強調する大型フェンダーやCタイプ専用のヘッドライトカバー、燃料タンク、サイドカバー&立体エンブレム、大型フォークカバー、キャブトンマフラー、セパレートタイプのブラウンカラーシートなど多岐にわたる。
GB350C(ホンダ)。1960年代以前のバイクに散見される前後ディープフェンダーや、ヘッドライトステー一体型のフォークカバーが大きな特徴。
会場にはガンメタルブラックメタリックも展示。国内には前掲のブコブルーと合わせ、2色が導入される。
GB350Cはフォークカバーとワイドなフェンダーで前後ビューにボリューム感あり。
スマートなGB350。タンク中央が盛り上がった形状で、Cはよりシンプルなデザインだ。
若干ハンドルが低く、ライポジもレトロ? 発売は5月下旬か?
GB350Cの実車にまたがることもできた。正式なアナウンスはないが、ハンドルがわずかに低く遠くなっている印象。より旧車的な雰囲気と言えるだろう。
足着き性に関しては、サイドカバーが膨らんだ形状のため太ももが広がり、足着き性はそれなり。STDより形状がフラットながら、接地性はほぼ変わらないようだ。
GB350Cは大阪会場の後、東京、名古屋MCショーにも展示予定。正式発表は月内、5月下旬には発売と噂されている。気になる人はその目で実車を確認しておきたい!
ハンドルが若干低いため、上体が直立しながらもSTDより少し前傾。ステップ位置はSTDと同様でヒザの曲がりが緩やかだ。足着きは両方のかかとが浮く。※ライダー:身長170cm&体重65kg
GB350のライポジ。わずかな違いだが、よりアップハンドルでグリップ位置が手前だ。
新型CB350(日本仕様=GB350C)インド仕様主要諸元(参考)
・全長×全幅×全高:2207【2163】×788【789】×1110【1107】mm
・ホイールベース:1441mm
・シート高:800mm
・車重:187【181】kg
・エンジン:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 348.36cc
・最高出力:15.5kW(21PS)/5500rpm
・最大トルク:29.4Nm(2.9kg-m)/3000rpm
・燃料タンク容量:15.2【15】L
・変速機:5段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/90-19、R=130/70-18
※【 】はハイネスCB350(日本仕様GB350)
【画像】大阪MCショーでGB350Cを日本初公開! 撮り下ろし写真でSTDと比較してみた (21枚)
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