
ヤマハ発動機は大型ストリートファイター「MT-09」の新型を発売する。昨年秋のミラノショーにて公開された新デザインが国内モデルにも登場し、フロントマスクなどの印象を大きく変更。さらにエンジンを排ガス規制に適応させ、フルカラーTFT液晶メーターやクルーズコントロールの採用により、機能を一新した。
発売は2024年4月17日(水)、価格は従来から11万円アップの125万4000円となった。
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R1顔でイメージ一新!ライポジ変更、5インチTFTメーターで装備充実
2014年デビューのMT-09は、クロスプレーンの846cc水冷並列3気筒エンジンを搭載するネイキッドモデルだ。スーパーモタードとストリートファイターの要素を組み合わせた、新しいスタイリングと軽快な運動性で人気を呼び、その後も2017年のLED灯火の採用やアシスト&スリッパークラッチの搭載、2021年の排ガス規制適合、クイックシフター&6軸IMUによる電子制御の搭載など、時代に合わせた変化を続けてきた。そのたびに大きく印象を変えるフロントマスクも印象的だ。
今回発表される新型は4度目の大きなモデルチェンジとなり、ヘッドライト、タンクのデザインがエッジの立ったスタイルに変更。さらにYZF-R1型のスクエアタイプのライトも備え、印象をさらに変化させた。機能面ではハンドル位置やステップ位置も見直され、さらにクルーズコントロール、バックスリップレギュレータ(BSR)を新採用。コントローラビリティをますます高める。装備には新たに5インチのフルカラーTFT液晶メーターを装備している。これら仕様変更は2023年秋のミラノショーで公開された海外仕様に準じるものだ。詳細は別記事にもまとめている。
カラーラインナップは3色で、シックにまとめられたシアン&グレーの「ダークグレー」、レーシーな「ブルー」、落ち着いた「マットダークグレー」のラインナップ。発売は2024年4月17日(水)、価格は従来から11万円アップの125万4000円となった。年間販売台数は500台が予定されている。また、従来平行して登場していた上位装備モデル「MT-09 SP」に関してもアップデートが予定されているが、こちらの発表は夏頃になるとのことだ。
MT-09 ABS[YAMAHA 2024]4度目のモデルチェンジとなったMT-09。外見の変更に加え、クルーズコントロールやヤマハライドコントロールなど電子制御も更に充実。
MT-09 ABS[2024]
発売日:2024年4月17日(水)
メーカー希望小売価格:¥1,254,000
ダークブルーイッシュグレーメタリック8 (ダークグレー)【新色】
MT-09[2024]ダークブルーイッシュグレーメタリック8
ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)【新色】
MT-09[2024]ディープパープリッシュブルーメタリックC
マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)【新色】
MT-09 ABS[2024]主要諸元
・全長×全幅×全高:2090×820【795】×1145【1190】mm
・ホイールベース:1430mm
・シート高:825mm
・車重:193/194【189】kg
・エンジン:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ890cc
・最高出力:119PS/10000rpm
・最大トルク:9.5kg-m/7000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
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