
愛らしいルックスと安定した走りで人気のダックス125に、またもニューカラーが追加されるようだ。2025年型として今年後半に登場するのはシックなブラックになる模様。その詳細をお届けしよう。
初代以来のレッドが廃盤、代わってブラックが登場する?
1969年に誕生したダックスホンダのスタイルを踏襲しながら、現代の技術で2022年9月にデビューしたダックス125。約20年ぶりのダックス復活は大いに話題を呼び、2023年の販売ランキングではクラス6位の人気を博している(「二輪車新聞」調べ)。
また、欧州でも2022年3月に発売され、ダックスの名がおよそ40年ぶりに復活した。
さらに2024年型として2023年12月にブルーが追加されたのは記憶に新しい。これに続き、新色のパールシャイニングブラックが7月頃に導入される模様だ。既に2024年型が存在し、下半期の発売であることから2025年型と考えられる。現行型の車体色はパールグリッターリングブルー、パールカデットグレー、パールネビュラレッドの3カラー設定。グレーとレッドはデビュー以来の車体色で、2024年モデルで新色のブルーが追加されている。
そして新型ではレッドが廃盤となり、ブルーとグレーが継続。新色のパールシャイニングブラックと合わせて3色から選べるようになるだろう。
写真は編集部作製のCG。新色はブラックをまとい、今までと一味違う凛々しい雰囲気だ。フロントフェンダーやアウターフォークの色は他カラーと共通だろう。
パールシャイニングブラックは現行モンキー125にも存在する色名だが、ブラックと言いつつ実際は写真のようにシルバーに近い。ダックスの場合は、ツヤありの漆黒に近い色になるようだ。
待望のシフト表示が純正オプションで可能になる?
正式発表は5月頃、発売日は7月頃になるだろう。価格は未定だ(現行モデルは44万円)。
メカ的な変更点はなく、排気量124ccの空冷SOHC単気筒は、最高出力9.4ps、最大トルク1.1kgmを発生。初代ダックスのスタイリングを踏襲する鋼板プレス製バックボーンフレームをはじめ、4速の自動遠心クラッチによりAT限定免許でも運転できるイージーさ、タンデムしやすいシートなど基本設計は従来型を踏襲する見込みだ。
一方、新たな純正オプションとして、シフトインジケーター、新型グリップヒーター、USB電源、サドルバッグが追加される模様。ダックスは停止時にロータリー式となる遠心クラッチだけに、特にシフトインジケーターは重宝するハズだ。発表が5月なので、春のモーターサイクルショーで試作車が展示される可能性もあるだろう。
独自のモノコックフレームは適度に剛性を抜いた設計ながら、車体の安定感が抜群。中速域が力強く、マッタリもスポーティにも走れる。125ながらタンデム適性が高いのもポイントだ。
ダックス125のメーターは、モンキーと共通品でシフトポジションインジケーターがない。社外品でシフト表示できるインジケーターは存在するが、純正で発売されるのは嬉しい。
2025年型ダックス125主要諸元(予想)
・全長×全幅×全高:1760×760×1020mm
・ホイールベース:1200mm
・シート高:775mm
・車重:107kg
・エジンン:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ123cc
・最高出力:9.4PS/7000rpm
・最大トルク:1.1kg-m/7000rpm
・燃料タンク容量:3.8L
・変速機:自動遠心4段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-12、R=130/70-12
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